2025年5月24日土曜日

ハーフタングの小ナイフ

ハーフタングの小ナイフが二本出来上がった。


先ずはタンキャンバスマイカルタから。刃長は58㎜程度で60㎜を切っている。


ブレードは10C28Mo2の2.5㎜厚を使った。
今回仕上げは800番のヘアラインを引いてみた。
案外このくらいの粗さのヘアラインもいいと思った。


ハンドルはタンキャンバスマイカルタ。

長期在庫で表面が焼けていたものを使ったので、僅かに残った焼け色が面白味を出している。

なるべくコストを抑えて作ったのだが、ハーフタングは結構面倒である。


シースはシングルステッチで、なるべくコンパクトに作った。


次はレッドリネンマイカルタ。

これも60㎜超えない様に作った。

ブレードは14C28N。硬さは10C28Mo2が60程度に対して、この14C28Nは62程度ある

研いだ感触はどちらも大差はない。もともと耐摩耗性が極端にいい鋼材ではないからなのだろう。

若干14C28Nの方が炭化物が粗い様だが、一般的に出回っている刃物用ステンレス鋼の中では、炭化物は非常に細かい。研ぎ上げると精緻な刃が付く。


ハンドルはレッドリネンマイカルタ。


ハーフタングはこのシンプルな姿がいい。


小さくてもしっかりしたシースでありたい。



 もともと小ナイフのブレードをちょっと小さくしたモデルで、ハンドルは端材の都合でその都度形状の違った物を作っている。ハンドスケルペル的な形状になっているが、その時の気分でたまたまこうなった。

案外このぐらいのナイフは日常で使うには便利だ。最近はスケルトンの様なブレード材だけのナイフなんてのも多く出回っているが、やっぱりハンドル材はあった方がいいんじゃないかなw

2 件のコメント:

  1. マイカルタの表面焼けた色を残すのも乙な感じでちとお洒落な感じですね、自分用には面白いかも。

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    1. うまい具合に焼け跡が残りましたが、形状によってはなかなか難しいです。
      この後焼けていって、どういう風になるのかが面白そうですw

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