自分では使ってみる気はない鋼材だが、どんな特性なのかは興味があるw
問題は焼入れ温度が一般的なステンレス鋼より高い事。ハイスほど高くもないのも困ったものだ。
それと冷却速度の問題もある。真空炉の様な気体冷却では、油冷と比べると硬さがHRcで1程度低くなる様だ。この辺はSPGⅡ、S30V、S35VN、ELMAXなどのV含有量が多い粉末鋼の特徴の様だ。
先ずは熱処理前の生材を観察してみる。
表面の600倍。横の画角が約100μmになる。
横方向が鋼材の長手方向。フラットバーだったので、おそらく圧延方向だと思う。
大きく目立つ炭化物でも、概ね2μm程度の様だ。通常の粉末鋼は3μm程度はあるので、非常に細かいと言える。
研磨がいい加減なので横方向に幾分研磨痕がある。それを考慮しても、観察する限りでは鍛流線の様なものは見られない。
上下が厚さ方向で、横が長手方向になる。
表面と様子はあまり変わらない。
これも観察する限りでは鍛流線の様なものは見られない。
上下が厚さ方向で、横は長手に直角方向になる。
これも表面と様子は変わらない。
magnacutは聞いた話では磨きにくいらしい。
VCの炭化物が多ければ仕方がないかもしれない。
実際使った感じはどうなのだろうか?
耐摩耗性がいいのは刃持ちの良さに有利だが、肝心の研ぎがやりにくくなっては仕方がない。
その辺のバランスがどうなのか、実際の使った話があまりないのがなんとも・・・
作った後、使って見ましょう‼️
返信削除それはご依頼者様にお任せしますw
削除駄目だ‼もう付いて行けん。マグナカットなんて
返信削除知らなかったw
https://knifesteelnerds.com/2021/03/25/cpm-magnacut/
削除こういうものらしいよ。
面白い事考えた人がいたもんだw
CPMってことは、クルーシブルかぁ~~
削除S30VとかS35VNって天敵だからなぁww
古い人なんでねw
耐摩耗性がよすぎる鋼材は使いにくかったりするからね・・・
削除SPGⅡがギリギリの線だなw
「マグナカット」って名前が格好良いですねw
返信削除1枚目の画像、F&Sとユーティリティはハーフタングですか?!
ニューフィールドナイフってキャンプに良さそうですね~
ラブレス手書きのラフスケッチだと微妙なスキナー形状で、しかもフラットグラインドみたいなことをメモしてありました。
実際にカタチになったものはユーティリティの要素が強い気がします。
マグナカットって、なんか強そうですねw
削除F&Sとユーティリティは、ご依頼者さんがHILTSさんのデザインを元にハーフタングにしたものです。なかなかいいですねw
ニューフィールドってのもなかなかいいナイフですが、自分ではあまり使いそうにないから作る事はなかったです。いい機会だと思ってます。