ナロータングの小ナイフは、以前はヒルトは窓穴あけてタングから突き刺した構造だった。
自分は縦フライス持ってないので、ヒルトの窓穴あけるのがちょっと手間だった。
横フライスはあるので溝切すればいいのだが、自分の作り方や後々の加工の手間を考えた末に思いついたのがこの構造だった。
マトリックスアイダのハルキ君は「変則ナロータング構造」なんて上手い事を言ってくれた。
ヒルトの後端にタングが露出する構造で、この部分は僅かしかないのでフルタング部と言っていいのはは疑問だがw
強度的には捻り方向に有利な気がするが、そもそも小さいモデルなので、そんな効果は期待する必要もないだろう。
ハンドル材を切り出して位置を合わせてヒルトとの接触面を削る。
フルタング部(?)が嵌る溝を切る。
ナロータング部が嵌る様に穴をあける。
ヒルトで隠れてしまうので、結構大き目の馬鹿穴をあけてしまう。
仮組して確認。
穴にエポキシを充填する。
ドライヤーで温めて気泡を排出するのと粘度を下げておく。
この方法だとクランプによる固定は必要ない。
今回フルタング部を極力短くしてみたが、ある程度長さがあった方が固定が安定する。
しかし長すぎると経年変化でハンドル材が開く可能性があるので、極力短くした方がいいとは思う。
こんな感じになる。
今製作中の小ナイフと小セミスキナ―。
案外このぐらいの大きさがいいんだよなw
面白いことを考えましたね。
返信削除苦肉の策って感じですw
削除手にすると実に「ほっこり」する感じが良いです。
返信削除ただ、固定のピンは有った方が安心感は有りますが
この構造では難しいでしょうか・・・・・乙
ピンを打つ方法はあるのですが、費用対効果から考えて無くてもいいという判断です。
削除この程度の大きさだと掛けられる力は限られるので、あまり強度にこだわる必要もないかとも考えてます。
確かに、そうですね
削除
返信削除手加工での窓穴ってかなり大変ですよね~
経年変化での開き以前に露出タング部は長くてもヒルトと同じ程度、短めのこのくらいが見た目のバランスも良いように感じます。
タング部に何か所かキリで揉んで窪みをつけるとヒドゥンタングのように抜け止め効果が上がるかも…
あっ違いました、ヒドゥンタング→ギザギザ・ヒドゥンタングでした(^-^;
削除縦フライスがあればなんて考えもしますが、刃物の値段や段取りや作業方法考えると、あっても案外面倒なのかななんて思ったりもします。
削除ヒルトの露出部はそんな感じがいいかもしれないですねw
タングの抜け止めは、あえて特別しない方が、後で問題出た時に抜きやすくていいかななんて考えました。
ラブレスのヒデゥンボルト構造なんかも、外れちゃったら接着しなおせばいいじゃん・・・なんて考えだったんじゃないかと思ってますw