2022年10月10日月曜日

3incセミスキナー





3ncセミスキナー出来た。


ブレードはサンドビックの10C28Mo2。3㎜厚をほぼそのまま使った。

10C28Mo2は日立のCRMO7より硬さがあって意外といい。研ぎやすいというと素人向けと思う人が多いかもしれないが、研ぎ上げると精緻な刃が付くので分かる人にはとてもいい鋼材だと思う。


ハンドルはタンリネンのマイカルタに薄いエビ茶色のスペーサーを挟んだ。前端は絞ったが中央から後端にかけてはボリュームを持たした形状にした。


ヒルトとソングホールはニッケルシルバーに、インチサイズのラブレスボルトを使った。


シースはセミスキナーだったのでトリプルステッチにした。ナイフ本体に対して無駄にゴッツくなるが、これぐらい丈夫な方が実用ではいいと思う。

シースはある程度消耗品みたいなところはあるが、理想はブレードが研ぎ減って本体の寿命まで使えたらいいんじゃないかと思ってる。

 

7 件のコメント:

  1. 自分もサンドビッグの10BC
    は使用してます。
    よく研ぎ上げると滑らかで
    気持ち良い切れ味です。
    また鋼材カットしたりと
    加工し易いのも魅力です
    モノズキさんは3インチ
    セミスキナーは何本造ったのでしょうか?
    少しづつ形状がモノズキさん流になった気がします。
    良い意味ですよ(笑)
    同じモデルを何本も製作すると微妙に変化したりして進化すると思っているので

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    1. サンドビックの10C28Mo2はいい鋼材ですよねw
      とりあえずこれとRWL34あれば十分かと思ってます。
      3incセミスキナーは自分では一番作ってるモデルかもしれないです。
      いくら作っても飽きないですねw

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  2. 今回のハンドルのバット側はかなり太めにしましたね。
    ブレードは削りぬかない方が見た目は好きですw
    キリオンつきナイフのシースはこれくらいゴツいほうが良いですよね。

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    1. マイカルタの元の厚みをそのまま使ったので、お尻は結構太目ですw
      在庫する鋼材の厚さの種類を抑えたいので削り抜いてブレード厚を調整してましたが、3~4incぐらいなら3mm厚で十分かもと思いました。削り抜くのは結構厄介だし、立ち上がりの形状が制約されてしまうのがなんとも・・・w
      キリオン付きはなるべくダブルで縫いたいですよね。セミスキナ―はブレード側の縫い目が内外で間が開くので、その間も縫ってしまいたくなりますw

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  3. 確かに鋼材の種類と鋼材の厚みは少なくする方向性に自分もしてます。
    RWLの3.2と3.5を間違えて
    切ったことが原因ですけれども(笑)
    最近はマトリックスに行く際にモノズキさんの新作ナイフ観るのも密かな楽しみなんですよ
    勉強になります(笑)
    ところで、サンドビッグの
    14C28Nは使用しないのでしょうか?
    使う鋼材の種類を減らすと言いつつも
    やはり気になる
    モノズキさんが使用してからにしようかと画策しております(笑)

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    1. 14C28Nは興味はありますが、とりあえず10C28Mo2で十分なんじゃないかとも思ってます。
      10C28Mo2より硬さが上がると思いますが、炭化物は若干大きくなるんじゃないかと考えてます。
      10C28Mo2でも硬さは60~61ぐらいになるので、硬さはそれぐらいで十分なのではと思ってます。炭化物の細かさや耐食性からしても10C28Mo2の方が魅力があります。
      あと問題は熱処理条件なんですよね。組成からみると焼入れ温度は低目なんじゃないかと思ってるのですが、10C28Mo2の様な高目で行くべきなのか、そこがよく分からないのです・・・

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  4. なるほど
    確かに現在の10Cで充分なのですが。
    金属組織で考えるって事が良くわかりました。
    個人的な思い込みでしょうが
    14Cを採用しているメーカーが
    ???なメーカーなので
    購入を見送った原因でした(笑)

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