2022年1月17日月曜日

久しぶりの大猟

昨日の出猟。山の上は雪が結構積もっていた。
作戦参謀の話では猟場には鹿が30頭は溜まってるとの事・・・本当なん?

猟場の上の方から入るタツマの組に加わった。一番下のタツマを担当。
獲物の通り道がいくつもあった。
勢子が動き出して暫くすると下の方のタツマで銃声が景気よく聞こえてくる。
寒い中ウトウトしていると気配を感じる。正面の斜面を鹿が並んで下りてくる。
右手の手袋を外して静かにスライドを送って弾を薬室に送る。狙いを着けて30mほどのところに来たところで引き金を引いた。一瞬よろけた様に見えたが、鹿は勢いよく走りだした。
続いてくる鹿に二の矢三の矢と放ち、弾帯から弾を取り出して排莢口に放り込んでさらに二発撃った。バラバラと7頭ぐらいは出てきたが、みんな逃げて行った。何頭かは上のタツマに行ったので無線で知らせると、しばらくして銃声が聞こえた。
撃った場所を見に行くと形跡はなかったが、逃げて行った方を付けて行ったら血痕が落ちていた・・・しかし鹿の姿はない。後ろの谷間に向かっている様だったので、とりあえずタツマに戻った。

タツマに着くと谷底を倒れた鹿が滑り落ちてきた。上のタツマが撃ったのが半矢で落ちてきたらしい。
しばらく見ていたらひょこっと起き上がったので、仕方がないから留矢を撃った・・・ら、ほぼ同時に上のタツマも留矢を撃った。
それでもまだ動きそうで、上のタツマは続けてさらに2発撃った・・・もうボロボロ・・・
とりあえず一安心と思ってると、また鹿の群れが来た。同じ所を通ってくるのだが、その先には倒れた鹿がある。
このまま行くと倒れた鹿で気取られる。鹿の手前で止まったところを狙って引き金を引いた。距離は50mないぐらい。中った・・・と思ったが、やっぱり鹿は走り出す。さっきと同じ様にバラバラと逃げていく鹿に次々撃つが、走ってると中らないw

この日は弾を全部で19発持ってきたが、スラッグはすべて打ち尽くしてしまった。残りは9粒のバックショット数発と7半のバラ玉2発だけ・・・
もう来ないだろうと思ってると、斜面を雪崩のように雪が落ちてきた。見ると結構上の方を鹿の群れがゆっくり歩いていく。距離は100m近くあるし立木越しでチラチラ見える状態。
ダメもとで9粒のバックショットを撃ってみるが、やっぱりびくともしないw
しかし面白いもので鹿はどこから撃たれているのか分からないらしく、そのままゆっくり歩いて行った。しばらくすると上のタツマから銃声が聞こえた。何頭か中ったらしい。
鹿の群れはさらに斜面の上を回って元の方に戻って行った。正確には分らなかったが、えらい数の鹿の群れだった。下のタツマと勢子に無線で伝えると、しばらくして銃声が盛大に聞こえた。
この日は同じパターンでもう一回来たw
もうこの日見た鹿の数は30頭では効かない程だった。作戦参謀の言う通りだったw


目の前に落ちてきた鹿は、撃たれすぎて肉がボロボロになってしまった・・・

上のタツマは結局3頭獲ったので、2頭は解体して大きい1頭はそのまま引いて猟場の下に引いて行く事にした。

下ってく途中で半矢で行った鹿の血痕がいくつもあった。
自分の撃った2頭のものの様だ。1頭は下のタツマの方で犬に止められていたらしいもう1頭は分らなかった・・・

猟場を下ったら、えらい数の鹿が回収されてた。この日は全部で13頭の鹿が獲れた。
ここ数年はこれほど獲れた事がなかったので、久しぶりの大猟だ。
またちょっと鹿が増えてきたのかもしれないな・・・

エゾシカは知らないけど、和鹿や猪ならば2inc程度もあれば十分解体できる。猪ならなるべく脂を残して皮を剥ぎたいので、むしろ小さい方が都合がいい。
狩猟で使うナイフは猟のスタイルやその地の環境なんかで変わってくる。何が最適なんてのは、簡単には言えないけどねw
 

2022年1月9日日曜日

なかなかの活躍



今日の出猟は、このところやってない猟場をやった。2年ぶりぐらい?
猟場の一番上のタツマを受け持った。このタツマ入るのは初めてだ。結構見通しが効くので、本来ならライフルの方がいいのかもしれない。
ベテランの勢子二人の間を若手の勢子二人が入って猟場を攻める。若手の勢子二人も慣れてきたもので、絶妙の掛け合いでベテラン達と並んで来る。
序盤で若手の一人が「出た!」と無線で言ったと思ったら発砲音が。次いで「獲ったどぉ~」と聞こえてきた。鹿を仕留めたらしい。
余程嬉しかったのか「でっかい!」と喜んでる様子が無線で聞こえて面白かったw
その後中盤では4~5頭程の出たらしいが切られた様だ。
自分のタツマではリスを見ただけで、獲物は結局見る事はなかった。リス見ると何故か獲物出ないんだよな・・・w


 若手の勢子が獲ったのは結構でっかい雄鹿だった。今日はこの一頭だけだったが十分な獲物だ。
組長は若手の二人を「いいコンビになってきたなw」と言っていた。これからを期待したいw

猟場で使うと一々洗う事はできないし、ろくに拭いもせずに血糊や脂まみれのまま、シースに収めて持ち帰ってくる。実猟での使い方なんて、そんなもん。
こんな使い方でもヘタらない、しっかりしたシースが必要なんだ。
シースの内側は床面でケバケバしてるが、これが案外都合がいい血糊で張り付きにくい。
ポーチタイプはブレードもシース内で浮いているので汚れにくい。
ラブレススタイルのシースってのは実用的だ。

2022年1月2日日曜日

撃ち初め

射撃に行ってきた。
12番レミントンの870、20incの平筒銃身。

以前からやや左下に集弾する傾向があったので、照門をほんの少し右にずらした。


50mで地べたに座って両膝に肘を掛けて撃つ。

弾はレッドバードの狩猟用スラッグ。一発撃つ毎に銃身を清掃して5発撃つ。

やや下目だが、まあまな纏まりか。


下目に集弾するのも気になる・・・


照門をほんの少し上にずらす。

5発撃ってみた。大体ちょうどよくなったw

100mも同じ様に撃ってみた。さすがに100mになるとオープンサイトでは辛いw
大分下に落ちてやや左に寄る。
5発撃ったが、4個しか穴がない・・・左端が同痕?
それに横転弾気味の様で、穴跡がいびつになってる。
猟仲間が双眼鏡で見ていたら、弾道が見えたらしい。100mともなると大分弾速が落ちるのかもしれない。

今年も富士山がよく見えた。
何故か毎年この時期は晴れるんだなw