2026年5月15日金曜日

ジェス・ホーンNYSPレプリカ

 ジェス・ホーン ニューヨークスペシャル レプリカできた。

自分じゃレプリカって題材はほとんどやる事がないが、この題材だけはレプリカといえるんじゃないかと思ってる。ジェス・ホーン自身がフィックスド化したモデルを少数ながら作っているのだから。


ブレードは2.6mm厚のRWL34を低温焼き戻しで使った。ヘアラインは1000番で引いた。

このブレードはフラットグランドならではの題材だと思っている。フラットグラインドとヘアライン・・・これがよく合う。


前回は白いハンドルだったので、今回は黒くしたかったのでブラックリネンマイカルタを使った。


ボルスターとピン、ソングホールパイプはニッケルシルバーを使った。おそらくジェス・ホーンはボルスターとピンはステンレスで、パイプはアルミを使っていると思う。ここだけは自分の好みでニッケルシルバーを使っている。

ラブレスのNYSPと比べるとブレードもハンドルもかなり薄い。
フォルダーがもとになっているから。でもこの薄さが絶妙だと思う。



シースもジェス・ホーンに倣って同じ作りにしている。
しかしなんか妙なシースだよな・・・
でもなんだか好きなモデルなんだなw



新銃買った





 ブローニングのBLRの新銃を買った。

そのうち始まる鉛規制を考えると308の使える銃を持っていた方がいいが、いかんせんサコーは銃身の状態がよくないので、この先これを使っていくのはどうかと考えた。

残りの人生を考えると、今新銃を買うのも悪くはないと思った。思いきって新銃を買う事にした。

3月の初めに銃砲店に注文したら1ヶ月でものがきて、そこから申請して約1ヶ月で許可が下りた。

M94使ってるのでストレートグリップの仕様にした。308であるせいか全体的にゴッイ感があるが、ウィンチェスターのレバーガンによく似ている。
銃身の外れるテイクダウンでなく、あえてクロモリ銃身にしたので、いくつかある仕様のなかで一番安いグレードになった。案外安くてよかったw
銃身外れるテイクダウンにしなかったのは、スコープを機関部に付けた場合、ズレが気になるから。嵌合部は必ず公差がある。脱着で必ずズレる。そもそも分解して持ち運ぶ機会なんてないだろう。

自分のM94は無駄にオクタゴンバレルで重さは3.2kちょっとあるが、BLRはこれより300g 程度は軽い様だ。3kgを微妙に切るぐらいの重さで軽い。
重心位置は弾倉の辺りで、M94が先台辺りなのに対してちょっと後ろになる。
ステンレス銃身にしなかった理由は、錆びにくいという事を抜きににすれば、機械的特性はクロモリ鋼の方がいいだろうと考えたから。
後々調べてみたがステンレス銃身は416系を使うらしい。これは硫黄とマンガンを微量添加して快削材としている。快削材ゆえに加工性がいいので精密なライフルリング加工ができるため、精密射撃用途にはステンレス銃身がよく使われるらしい。
ステンレス銃身は精度のいい期間が長いが、ある程度過ぎると急激に精度が低下するらしい。クロモリ銃身の場合はダラダラと少しづつ精度が低下していき、そこそこの精度では比較的長いらしい。
ステンレス銃身は耐食性のよさが精度の維持に効くが、炭化物が少ない事やおそらく硫化マンガンの介在物の影響が急激な精度低下の原因になるのだと思う。
とはいえ狩猟用の銃ではそもそもそこまで高精度な加工はしていないし、通常の使用状況では差はないと思う。あくまで精密射撃用途の話しなのだろう・・・
精密射撃用ステンレスには416Rというのがあるらしいが、これはクルーシブルの製品らしいw


M94はリンクの支点が一ヶ所でなく動くので、操作はあまり滑らかではない。拳銃弾を使ってた頃は一ヶ所だったが、寸法の大きいライフル弾を使うためにジョンブローニングが苦肉の策で改修したらしい。
BLRは支点一ヶ所で、リンクでなくギヤ-とラックで可動させてる。
しかし引き金がレバーに付いて動いたり、ビニョンと飛び出るボルトがなんとも違和感w
引き金は指が挟まらないってのが売り文句だが、操作時は人差し指を抜くので大きなお世話でしかない・・・人差し指入れたままの操作の方が難しいのだがw


アイアンサイトの照門はドライバーで簡単に調整できる。M94は左右調整はハンマーで叩かないといけないので面倒くさいw



照星には真鍮のビーズが付いている。伝統的なレバーガンを模している。
オクタゴンバレルのM94と比べるとえらく細い。


機関部の上にはネジ穴があけてある。
ネジが細くてアルミ合金の機関部では、ねじ山が弱そうで不安だった。しかしよく見ると鉄製のスタッドが打ってあり、これにねじ山が切ってある。ヘリサートみたいなものだw
30-06などのロングアクションの機関部だとBAR用のレールが使えるらしいが、308はショートアクションで使えない。スコープの取り付けが悩む・・・


弾倉は4発まで装填できる。
5発でないのが残念な気がしたが、BARを使う猟仲間曰く、4発で十分でそれ以上撃っても中らないとの事。確かにそうだw



薬室の閉塞はボルトの先端のラグが押し込まれ、カムにより回転して薬室側の溝に噛んで固定される。
よく中る自動銃のBARも似た構造らしい。
手動で操作するボルト銃は手動操作の回転でラグが噛み込む。
動作の滑らかさを維持するには、おそらく可動部の公差はボルト銃より大きいだろう。ボルト銃との精度の差はこういったところにあるのだと思う。
BLRのボルトやラグは粉末冶金部品の様だ。ニアネットシェイプで機械による後加工が減ってコストダウンになる。安い理由の一つなのだろう。


ちなみにM94はというと、こうなっている。
ボルト後端にロックプレートがせり上がって固定される。
この構造ではあまり高精度は期待できない。
まあ100年以上前の設計だから仕方がないw


早速射撃に行ってきた。
サコ―のボルトとウィンチェスターも持って行ったが、結局BLRだけ撃ってきた。

50mを委託で5発撃つ。
標的一点の円が約150㎜程度。M94より狙いやすいアイアンサイトだが、50mでもなかなか厳しい。照星が標的の円とほぼ同じ大きさに見える。
308なので30-30よりは幾分反動が大きいのかもしれないが、肩に掛かる衝撃は大した事はない。しかしマズルジャンプはやはり大きい。細くて軽い銃身なのと、重心位置が先台より後ろになるからかもしれない。
重いと評価の多いい引金は、思ったほど重くもなく感触は良かった。
レバーの操作感もよく、ハーフコックから前に倒れる撃鉄の操作性もよかった。
扱いやすくいい銃だと思う。

100mで同じく撃つ。
ばらけてしまって今一だが、右寄り上目に着弾する様だ。


照門を左と下に少し動かして50mを撃ってみた。
慣れてきてちょっと纏まってきた?
もう少し照門を動かしてもいいのかもしれない。マイナスドライバーで簡単に調整できるのがいいw

今回使った弾はノルマの射撃用150グレイン。
射撃用でも大分高くなってきた・・・困ったものだw

さてスコープどうしたものか・・・ビクセンの1-8×25がいいなと今のところ考えている。
問題はスコープリングなんだよな。どうしたものかw

サコ―のボルトは今回をもって引き取ってもらった。
せっかく猟仲間からもらった銃だったが、銃身内の状態が悪くて仕方がない。猟仲間にはそこ事を話して手放す事を了承してもらった。
フルストックでカッコいい銃だったが、ボルトでは連射はきつく自分らの猟場では使いきれないってのもあった。
まあ色々と勉強になったw
最初のライフルは中古で十分だが、二丁目は新銃買った方が絶対いいぞw

2026年4月11日土曜日

4.7inchユーティリティ


4.7inchユーティリティ完成。前回作ったのが気に入ったのでまた作ってみた。


ブレードは4.1㎜厚のスーパーゴールドⅡを背側を削り抜いて実質3.1㎜厚にしている。

スーパーゴールドⅡは耐摩耗性が高いため、ヘアラインは1500番で引いた。


ハンドルはブルーキャンバスマイカルタにエビ茶色の薄いスペーサーを挟んだ。

ニッケルシルバーのヒルトにインチサイズのラブレスボルト、ソングホールパイプは真鍮とした。

ブルーキャンバスマイカルタは藍色に近い感じで、繊維はオックスフォード織の様な、縦横の糸が1本対2本の組み合わせになっている。独特の模様になる。


結構でっかいw


 
ブルハイドのダブルショルダーは生きていて時の傷が所々にあって、案外これも面白味としていいと思っている。やっぱりいいなw


4.5inchブーツ(スモールファイター)

JH-Fihter 4.5inchブーツナイフ出来た。ブーツナイフというより、スモールファイターと称した方がいいかな?
外形はラブレスを基にして、ジェスホーンのファイターの削りでブレードを作った。自分でこのシリーズはJH-Fighterと称している。フラットグラインドが生かせる題材で気に入っている。

ブレードは5.4㎜厚のATS34を使った。4㎜ぐらいでやるべきかと思ったが、案外この厚さでもいいのかもしれない。
今回ヘアラインは800番で引いてみた。これがなかなかよかった。以前古川四郎さんに何番でヘアラインを引いているのか聞いたら、案外粗目の番手だったので驚いた事がある。
細かければいいという訳ではないのだな。

ハンドルはタンリネンマイカルタで、薄いエビ茶色のスペーサーを挟んだ。
ニッケルシルバーのヒルトにインチサイズのラブレスボルトと真鍮のソングホールパイプを使っている。
窓辺に吊るして置いたらいい色合いになってきた。タンマイカルタはこの変化が面白くて好きだ。

大きさの割にハンドルは細身で薄い。隠し持つものだからそういうデザインなのだろう。

ジェスホーンだとスパインはスエッジと同じ厚さに削られているが、ここはラブレス的にテーパーに削った。何故テーパーなのかって言うと、相手のエッジを受け流すために強度を持たせるからなんだとか。ファイターで真鍮が嵌め込まれているものがあるが、この場合はエッジを食い込ませて受けはらうらしい。物騒な話ではあるが、デザインにはそんな意味合いがあるんだな。
このテーパーになってる部分はフラットで削るとちょっと厄介なのだ。スエッジとの面のつながりの辻褄合わせが面倒だったりする。


シースは革を漉いて幾分薄くして作ったらいい感じにできた。
ポーチタイプばかり作っていると、たまにオープンタイプを作るのは苦労するw

 
たまには動画もw

2026年2月26日木曜日

残弾処理に


 昨日雨の中、残弾処理に射撃に行ってきた。

30-30ウィンチェスターm94で100mを委託にて。
弾はフェデラルの150grを5発撃つ。
何故か右寄りに着弾してる。
アイアンサイトだと、この十字線でも狙い辛い・・・
308サコーのボルト。
猟仲間から貰った銃だが、銃身内がボロボロなのがなんとも・・・
100mを委託で撃つ。


いつも使ってる150グレインではなく165グレインの弾。5発撃った。
弾速が150グレインと比べると僅かに遅いので、下気味に着弾するのはこのためだろう。
しかし右に寄りに着弾するのは前回と同じ傾向の様だ。

左に5クリック調整して3発撃った。
何故かあまり変わらない・・・なんで?w


さらに左に10クリック回した。
左右はいいところに行った。
しかし着弾が安定しない・・・
猟用にはこの程度なら全く問題はないけども、射撃の度にズレが出て悩むのがなんとも・・・やっぱり銃身の状態が気になる。
最近は弾も高くなってきたので、射撃で無駄弾撃つのもなんとも・・・
思いきって新銃に入れ替えるか悩むw


ウィンチェスターm94で50mを座って膝に肘を掛けて5発撃った。
アイアンサイトだと50mでも、この標的だけだとよく見えない。
十字に貼ったテープでなんとか狙いが付く。
猟場では立ち木や枝を縫う様に狙わなければいけない場合が多く、アイアンサイトでは限界も感じる。
連射が効いてスコープの取り付けられる銃という事で、サコーの入れ替えでブローニングのBLRの新銃買おうか悩む。
残りの人生考えると、今入れ替えるのもいいかもしれないな・・・w



2026年2月23日月曜日

ドロップとセミスキナー

 

ドロップとセミスキナーが出来た。
突き刺しタングと自分では呼んでいるが、本来はナロータングというのだろうか。
いつもなら鹿角を使っていたが、ちょっと思いついて紫檀で作ってみた。
部材がブレードとハンドルの二つしかない。自分ではTwo Pieceシリーズと呼んでいる。

ブレードはどちらも3.5㎜厚のRWL34を背側を削り抜いて、ドロップは2.7㎜、セミスキナーは2.8㎜程度にしている。どちらも呼びは3.5インチだが、ドロップの方が若干長い。
低温焼き戻しとして、硬さは64近くある。通常の高温焼き戻しと比べると2程度高い。エッジは僅かに厚目にしている。

ハンドルは紫檀をくり抜いてエポキシ接着剤を充填してタングを固定している。
鹿角の場合はエポキシが染み込みやすいので夏場の方が作業性がいいのだが、今回の方法ならば冬場でも作る事が出来る。
ピンによる固定はないが、実用上この構造で十分だ。紫檀は意外と水にも強い。

ややボリュームを持たせたハンドル形状とした。
非常に軽い作りだが、重心は標準的なテーパータングにヒルトとボルトが付いたモデルと同じぐらいで、ヒルト後ろ側辺りだった。

セミスキナーは癖がなくて研ぎやすい。

ドロップはわざと癖の強いブレード形状にしてみた。
やや研ぎにくくなるが、使いこなせれば現場での獲物の解体は捗る。

無駄にゴッツいシースだが、腰に差して使うにはこれぐらいでないといけない。
使い込んでボロくなるのではなく、使い込むほどに味の出るものでありたい。

Neo Stiff Horn LHL

畳めないホーン。Neo Stiff Horn と称し作っているシリーズ。前回作ったLHLをローコストに作ってみようと思ったが、ブレードにVANAXを使ったり、思ったより加工に手間が掛かり、ローコストには微妙だった・・・


ブレードはVANAXをハーフタングで使ってみた。ブレード長は74㎜程度。800番のヘアラインとした。

ヒルトレスとしたが、オリジナルに倣った前端面の加工をしたら、これが案外厄介だった。金属の方が加工しやすいし磨きやすいw

真面目にチョイルを付けて鎬造りとしたが、実用で使うにはチョイルはいらないし平造りの方がいいかもしれない・・・


ハンドルはグリーンキャンバスマイカルタとブラックキャンバスマイカルタでそれぞれ作った。

ピンはあえてニッケルシルバーとした。ステンにするべきかと考えたが、耐食性の高いVANAXだとピンの方が腐食しやすくなるかもしれない。ステンだと赤錆になる可能性がある。ニッケルシルバーなら少なくともその心配がない。

元々フォルダーのモデルなので、ハンドルは薄目の形状になっている。


この手の大きさならチューブシースでいいのかもしれないが、自分はチューブシースにいい思い出がないので・・・w

ちょっと嵩張るがポーチタイプは頑丈でいい。このままポケットに突っ込んでいても安心だ。LHLは実用に使うにはいいモデルだと思う。