ブローニングのBLRの新銃を買った。
そのうち始まる鉛規制を考えると308の使える銃を持っていた方がいいが、いかんせんサコーは銃身の状態がよくないので、この先これを使っていくのはどうかと考えた。
残りの人生を考えると、今新銃を買うのも悪くはないと思った。思いきって新銃を買う事にした。
3月の初めに銃砲店に注文したら1ヶ月でものがきて、そこから申請して約1ヶ月で許可が下りた。
M94使ってるのでストレートグリップの仕様にした。308であるせいか全体的にゴッイ感があるが、ウィンチェスターのレバーガンによく似ている。
銃身の外れるテイクダウンでなく、あえてクロモリ銃身にしたので、いくつかある仕様のなかで一番安いグレードになった。案外安くてよかったw
銃身外れるテイクダウンにしなかったのは、スコープを機関部に付けた場合、ズレが気になるから。嵌合部は必ず公差がある。脱着で必ずズレる。そもそも分解して持ち運ぶ機会なんてないだろう。

自分のM94は無駄にオクタゴンバレルで重さは3.2kちょっとあるが、BLRはこれより300g 程度は軽い様だ。3kgを微妙に切るぐらいの重さで軽い。
重心位置は弾倉の辺りで、M94が先台辺りなのに対してちょっと後ろになる。
ステンレス銃身にしなかった理由は、錆びにくいという事を抜きににすれば、機械的特性はクロモリ鋼の方がいいだろうと考えたから。
後々調べてみたがステンレス銃身は416系を使うらしい。これは硫黄とマンガンを微量添加して快削材としている。快削材ゆえに加工性がいいので精密なライフルリング加工ができるため、精密射撃用途にはステンレス銃身がよく使われるらしい。
ステンレス銃身は精度のいい期間が長いが、ある程度過ぎると急激に精度が低下するらしい。クロモリ銃身の場合はダラダラと少しづつ精度が低下していき、そこそこの精度では比較的長いらしい。
ステンレス銃身は耐食性のよさが精度の維持に効くが、炭化物が少ない事やおそらく硫化マンガンの介在物の影響が急激な精度低下の原因になるのだと思う。
とはいえ狩猟用の銃ではそもそもそこまで高精度な加工はしていないし、通常の使用状況では差はないと思う。あくまで精密射撃用途の話しなのだろう・・・
精密射撃用ステンレスには416Rというのがあるらしいが、これはクルーシブルの製品らしいw
M94はリンクの支点が一ヶ所でなく動くので、操作はあまり滑らかではない。拳銃弾を使ってた頃は一ヶ所だったが、寸法の大きいライフル弾を使うためにジョンブローニングが苦肉の策で改修したらしい。
BLRは支点一ヶ所で、リンクでなくギヤ-とラックで可動させてる。
しかし引き金がレバーに付いて動いたり、ビニョンと飛び出るボルトがなんとも違和感w
引き金は指が挟まらないってのが売り文句だが、操作時は人差し指を抜くので大きなお世話でしかない・・・人差し指入れたままの操作の方が難しいのだがw
アイアンサイトの照門はドライバーで簡単に調整できる。M94は左右調整はハンマーで叩かないといけないので面倒くさいw
照星には真鍮のビーズが付いている。伝統的なレバーガンを模している。
オクタゴンバレルのM94と比べるとえらく細い。
機関部の上にはネジ穴があけてある。
ネジが細くてアルミ合金の機関部では、ねじ山が弱そうで不安だった。しかしよく見ると鉄製のスタッドが打ってあり、これにねじ山が切ってある。ヘリサートみたいなものだw
30-06などのロングアクションの機関部だとBAR用のレールが使えるらしいが、308はショートアクションで使えない。スコープの取り付けが悩む・・・
弾倉は4発まで装填できる。
5発でないのが残念な気がしたが、BARを使う猟仲間曰く、4発で十分でそれ以上撃っても中らないとの事。確かにそうだw
薬室の閉塞はボルトの先端のラグが押し込まれ、カムにより回転して薬室側の溝に噛んで固定される。
よく中る自動銃のBARも似た構造らしい。
手動で操作するボルト銃は手動操作の回転でラグが噛み込む。
動作の滑らかさを維持するには、おそらく可動部の公差はボルト銃より大きいだろう。ボルト銃との精度の差はこういったところにあるのだと思う。
BLRのボルトやラグは粉末冶金部品の様だ。ニアネットシェイプで機械による後加工が減ってコストダウンになる。安い理由の一つなのだろう。
ちなみにM94はというと、こうなっている。
ボルト後端にロックプレートがせり上がって固定される。
この構造ではあまり高精度は期待できない。
まあ100年以上前の設計だから仕方がないw
早速射撃に行ってきた。
サコ―のボルトとウィンチェスターも持って行ったが、結局BLRだけ撃ってきた。
50mを委託で5発撃つ。
標的一点の円が約150㎜程度。M94より狙いやすいアイアンサイトだが、50mでもなかなか厳しい。照星が標的の円とほぼ同じ大きさに見える。
308なので30-30よりは幾分反動が大きいのかもしれないが、肩に掛かる衝撃は大した事はない。しかしマズルジャンプはやはり大きい。細くて軽い銃身なのと、重心位置が先台より後ろになるからかもしれない。
重いと評価の多いい引金は、思ったほど重くもなく感触は良かった。
レバーの操作感もよく、ハーフコックから前に倒れる撃鉄の操作性もよかった。
扱いやすくいい銃だと思う。

100mで同じく撃つ。
ばらけてしまって今一だが、右寄り上目に着弾する様だ。
照門を左と下に少し動かして50mを撃ってみた。
慣れてきてちょっと纏まってきた?
もう少し照門を動かしてもいいのかもしれない。マイナスドライバーで簡単に調整できるのがいいw
今回使った弾はノルマの射撃用150グレイン。
射撃用でも大分高くなってきた・・・困ったものだw
さてスコープどうしたものか・・・ビクセンの1-8×25がいいなと今のところ考えている。
問題はスコープリングなんだよな。どうしたものかw
せっかく猟仲間からもらった銃だったが、銃身内の状態が悪くて仕方がない。猟仲間にはそこ事を話して手放す事を了承してもらった。
フルストックでカッコいい銃だったが、ボルトでは連射はきつく自分らの猟場では使いきれないってのもあった。
まあ色々と勉強になったw
最初のライフルは中古で十分だが、二丁目は新銃買った方が絶対いいぞw