2026年7月25日土曜日

ナロータング三兄弟



ナロータングシリーズの三本出来た。
三本ともブレードはRWL34で高温焼き戻し、ハンドルはグリーンキャンバスマイカルタにニッケルシルバーのヒルトに、ソングホールパイプは真鍮で作った。

先ずは3inchドロップ。
ドロップを3インチで作るのは初めてだ。ブレードが短いとドロップの特徴が出しにくいので、今まで手を出さなかった。

ブレード約78㎜、全長約176㎜程度となっている。
ドロップは刃元のややリカーブした直線部と切っ先に向かう途中の曲線部とポイント付近の切っ先部の三つで構成されるのだが、各々機能があるので短いとそれを収めるのが難しい。
ブレード厚は背側を削り抜いて、実質2.5mm厚としている。

ナロータングなのでタングの露出がない。ボルトもないので中心や厚みの目安がないので、ハンドル成型はちょっと厄介。
しかし部材が少ないので、後々故障の確率が低くなる。
基本的に接着だけでブレードはハンドルに留まっている訳だが、この大きさで狩猟用とするならば強度的には十分な構造だと思う。

ハンドル先端に溝を彫ってタングを嵌める構造にしている。製造の都合とナロータングの細くなるタング部分の強度を持たせる意味合いがある。
溝は深すぎるとハンドル前端部が経年変化で開く可能性もあるので、嵌めるタングの長さはほどほどにしている。
エポキシの排出と経年変化を考えて溝のタングの先はわざと隙間を作った。もうちょっと狭めてもいいかもしれない。

この3inchドロップはヒルトとハンドルの接合が甘くて、間に接着層が肉眼で見えてしまう。
これは売り物にできないので、自分で使う事にした。たまにこういった失敗もあるが、自分用にできる楽しみもあるw

シースは自分にとっての標準のダブルステッチとした。
自分用なのでベルトループは弾帯に通せる様に広く作った。標準は45mm幅のベルトが通る様に作ってる。

次は3.5inchドロップ。
ドロップは3.5インチぐらいが機能が十分発揮できて使いやすい様に思う。

ブレード長90mm、全長197mm程度。
個人的のはドロップはこのぐらいの大きさが好きだ。実際猟で使いやすい。ドロップは大きくても4インチまでだと思ってる。

キャンバスマイカルタの目の方向にはこだわっている。

3.5mm厚の鋼材を使っているが、ブレード厚は実質2.6厚程度になっている。

シースはダブルステッチで。これもいい感じに出来たw 

最後は3inchセミスキナー。
このモデルも気に入って随分作ったが、ナロータングは初めてだったか。

ブレード長約77mm、全長約171mm程度。
この大きさは狩猟で十分使えるし、普通に汎用としてインドアでも使い勝手がいい。

短めなハンドルだが、これが意外と使いやすい。
ハンドルは長さがないと力が入れにくいと思われがちだか、必要以上に長いとかえって力をかけにくい。
3インチセミスキナーってのは絶妙なデザインだと思う。

セミスキナーはダブルだと間が空くので、一手間掛けてトリプルステッチにしている。
縫い絞める事で革は型崩れしにくくなる。決して無駄ではないと思ってる。

厚物のマイカルタか入手できるなら、このナロータングの構造は作っていきたいのだが・・・
今回で厚物マイカルタの手持ちは無くなったので、当分マイカルタでは作れないな・・・orz





 

2026年6月16日火曜日

射撃に行ってきた


 射撃に行ってきた。今回はブローニングBLRだけを持って行って、もう一度アイアンサイトでやってみる。

前回の射撃では僅かに右の上寄りだったので、予め照門を少しだけ左と下に調整しておいた。

50mで座って膝に肘を乗せてた姿勢。弾はノルマの射撃用150グレイン。5発撃ってみた。

案外纏まっていた。しかしまだ上目だし僅かに左に行きすぎたかもしれない・・・



銃身の冷却も兼ねて、1発撃つごとにクリーニングロッドを通して汚れを落としてやってみた。隣で撃ってたおっちゃんが「結構付くもんだね~」とw

スラッグの時は1発撃つごとに銃身外して掃除をしていた。纏まりが全く変わるんだよな。猟では最初の1発が肝心だからねw


照門を僅かに右と下に調整して50mを同じく5発撃つ。
やや左と上な気もするが、アイアンサイトなら十分だろう。
BLRの照門はマイナスドライバーで調整できるが、左右は一円玉がいい。上下のネジは板状の照門でテンションが掛かって緩みにくいが、左右はしっかり締めないと緩んでくるから要注意。


100mを同じく5発撃ってみた。
さすがにアイアンサイトだと、何処狙ってるのかがなんとも・・・
バラつきは大きいが、やはり左上目な感じか。

前回はレストを使った委託だったが、タツマでの射撃姿勢に近い撃ち方てやってみてBLRはなかなか撃ちやすいと思った。
前回はマズルジャンプが凄かったが、座って撃ってみるとそれほどでもなかった。引き金は確かに重いが、感触がいいのでガク引きになりにくい。ウインチェスターのm94とは大分違うものだと思った。
m94は照門の形状が今一狙いにくいのだが、BLRは見やすくて狙いやすい。
あまり人気はないみたいだが、案外いい銃だと思うw


2026年6月13日土曜日

ビクセンの1-8×25ライフルスコープ



ビクセンの1-8×25のライフルスコープを買った。
ライト光器の1-6×24を昔諏訪湖のSAに置いてあったのを見ていたので、等倍からのスコープが欲しかった。
ビクセンというと大昔は安物の天体望遠鏡や双眼鏡のメーカーという感じだったが、今では天体望遠鏡は一流だし、よい光学製品を作るメーカーに様変わりしてしまった。
ビクセンの本社がうちの近くにあるのだが、ショールームでライフルスコープは見れないかと聞くと置いてないとの事。
しかしライフルスコープは代理店で見れるとの事で紹介してもらって見に行ってきた。
何で本社で見れないんだと思ったが、バードウォッチング用の望遠鏡の横で鳥を獲るためのライフルスコープを置くのはいかがなものか・・・ってのがあるらしいw

対物25mmだが30mmチューブでそれなりの大きさがあり、重量はキャップと電池の装備済みで702gあった。この手のスコープとしてはちょっと重い方だ。

この手の等倍まで行けるスコープの対物は24mmが多いが、これは25mmある。
そのため対物の廻りは30mmチューブより僅かに太くなっている。
レチクル調整のダイヤルが前寄りなのもあって、スコープリングに取り付けるときは位置範囲が狭いので注意が必要だ。

接眼が結構でっかい。実質38mmぐらいある。そのため接眼部は太っとい。46mmある。BLRに付ける場合は撃鉄操作に干渉しない様に注意が必要だ。

ズーム操作は太さもあって滑らかだ。

レチクル調整とドットスイッチのダイヤルは結構大きい。操作性はよさそうだ。
ドットは明るさ調整の間がoffになる。切る時ぐるぐる回さないですむので、これはありがたい。

等倍は非常に見やすい。接眼が大きいからよく見える。
レチクルは普通の十字線のを選んだが、これだと赤い点がちょっと見にくい。
ドットサイト的に使うならゼロプラスIIのレチクルがいいのかもしれない。
しかし高倍率で標的射撃には十字線レチクルの方がいい。命中調整は必要なので慣れてる十字線でよかったと思う。
最大の8倍はさすがに対物25mmなのでやや暗いが、これも必要十分だと思う。

問題はどうやってBLRに取り付けるか。
適当な木っ端を使って検討してみる。

大体こんな感じか。
できるだけ低く取り付けたい。機関部からの高さは最低で10mmあればいける。図面で検討した通りだった。
問題はスコープリングなんだな。レールを付けてからリングを乗せるのが一般的の様だが、308wのBLRはショートアクションになるのでBAR用が使えない。
できればレールを使わずに1ピースのマウントリングで直接付けたい。USAのブローニングのサイトにはあるのだが、この銃を作って売ってるミロクでは扱ってないらしい。困ったもんだw

おまけ。
BLRの先台はどうやって付いてるのかっていうと、こんな構造になっていた。
先台と銃身はなんとなくフローティングになっているが、先端がバンドで固定される構造になっている。バンドを外して先台先端をちょっと加工すればフルフローティングになりそうだが、先台を固定する鉄芯が細くて剛性ないから駄目だろう。曲がってしまうw
ちなみにテイクダウンやピストルグリップは先台下側から銃身にボルト締めらしい。
このモデルだと先台固定のボルトにスイベル取り付けの金具を付けられる。しかしこの手の部品も日本ては入手困難なんだな・・・困ったもんだw

2026年5月30日土曜日

Neo Stiff Horn SF

畳めないホーンのスモールファイター。自分では勝手にNeo Stiff Hornと称してシリーズ化している。


ブレードは2.6㎜厚のRWL34を低温焼き戻しで使った。

ジェス・ホーンの独特なファイターに削りは、メインのベベルはいわゆる平造りなので意外と普通によく切れる。ただし先端は非常に薄いので、あまり乱暴な用途には向かない。(物騒な話ではあるが、本来の用途では一度刺せればいいって考えなのだろう・・・)


ハンドルはブラックリネンマイカルタを使った。薄いエビ茶色のスペーサーを挟んだ。ボルスターとピンとパイプはニッケルシルバーとしている。


もとがフォルダーなので全体的に薄いが、大きさが小さいのでちょうどいい感じだ。


シースは普通にポーチタイプとした。

実用というモデルではないが、デスクナイフとして引出しに忍ばしてちょっとした作業に使うにもいいかもしれない。むしろそういったお洒落な使い方をしてほしいと願うw




 

2026年5月15日金曜日

ジェス・ホーンNYSPレプリカ

 ジェス・ホーン ニューヨークスペシャル レプリカできた。

自分じゃレプリカって題材はほとんどやる事がないが、この題材だけはレプリカといえるんじゃないかと思ってる。ジェス・ホーン自身がフィックスド化したモデルを少数ながら作っているのだから。


ブレードは2.6mm厚のRWL34を低温焼き戻しで使った。ヘアラインは1000番で引いた。

このブレードはフラットグランドならではの題材だと思っている。フラットグラインドとヘアライン・・・これがよく合う。


前回は白いハンドルだったので、今回は黒くしたかったのでブラックリネンマイカルタを使った。


ボルスターとピン、ソングホールパイプはニッケルシルバーを使った。おそらくジェス・ホーンはボルスターとピンはステンレスで、パイプはアルミを使っていると思う。ここだけは自分の好みでニッケルシルバーを使っている。

ラブレスのNYSPと比べるとブレードもハンドルもかなり薄い。
フォルダーがもとになっているから。でもこの薄さが絶妙だと思う。



シースもジェス・ホーンに倣って同じ作りにしている。
しかしなんか妙なシースだよな・・・
でもなんだか好きなモデルなんだなw



新銃買った





 ブローニングのBLRの新銃を買った。

そのうち始まる鉛規制を考えると308の使える銃を持っていた方がいいが、いかんせんサコーは銃身の状態がよくないので、この先これを使っていくのはどうかと考えた。

残りの人生を考えると、今新銃を買うのも悪くはないと思った。思いきって新銃を買う事にした。

3月の初めに銃砲店に注文したら1ヶ月でものがきて、そこから申請して約1ヶ月で許可が下りた。

M94使ってるのでストレートグリップの仕様にした。308であるせいか全体的にゴッイ感があるが、ウィンチェスターのレバーガンによく似ている。
銃身の外れるテイクダウンでなく、あえてクロモリ銃身にしたので、いくつかある仕様のなかで一番安いグレードになった。案外安くてよかったw
銃身外れるテイクダウンにしなかったのは、スコープを機関部に付けた場合、ズレが気になるから。嵌合部は必ず公差がある。脱着で必ずズレる。そもそも分解して持ち運ぶ機会なんてないだろう。

自分のM94は無駄にオクタゴンバレルで重さは3.2kちょっとあるが、BLRはこれより300g 程度は軽い様だ。3kgを微妙に切るぐらいの重さで軽い。
重心位置は弾倉の辺りで、M94が先台辺りなのに対してちょっと後ろになる。
ステンレス銃身にしなかった理由は、錆びにくいという事を抜きににすれば、機械的特性はクロモリ鋼の方がいいだろうと考えたから。
後々調べてみたがステンレス銃身は416系を使うらしい。これは硫黄とマンガンを微量添加して快削材としている。快削材ゆえに加工性がいいので精密なライフルリング加工ができるため、精密射撃用途にはステンレス銃身がよく使われるらしい。
ステンレス銃身は精度のいい期間が長いが、ある程度過ぎると急激に精度が低下するらしい。クロモリ銃身の場合はダラダラと少しづつ精度が低下していき、そこそこの精度では比較的長いらしい。
ステンレス銃身は耐食性のよさが精度の維持に効くが、炭化物が少ない事やおそらく硫化マンガンの介在物の影響が急激な精度低下の原因になるのだと思う。
とはいえ狩猟用の銃ではそもそもそこまで高精度な加工はしていないし、通常の使用状況では差はないと思う。あくまで精密射撃用途の話しなのだろう・・・
精密射撃用ステンレスには416Rというのがあるらしいが、これはクルーシブルの製品らしいw


M94はリンクの支点が一ヶ所でなく動くので、操作はあまり滑らかではない。拳銃弾を使ってた頃は一ヶ所だったが、寸法の大きいライフル弾を使うためにジョンブローニングが苦肉の策で改修したらしい。
BLRは支点一ヶ所で、リンクでなくギヤ-とラックで可動させてる。
しかし引き金がレバーに付いて動いたり、ビニョンと飛び出るボルトがなんとも違和感w
引き金は指が挟まらないってのが売り文句だが、操作時は人差し指を抜くので大きなお世話でしかない・・・人差し指入れたままの操作の方が難しいのだがw


アイアンサイトの照門はドライバーで簡単に調整できる。M94は左右調整はハンマーで叩かないといけないので面倒くさいw



照星には真鍮のビーズが付いている。伝統的なレバーガンを模している。
オクタゴンバレルのM94と比べるとえらく細い。


機関部の上にはネジ穴があけてある。
ネジが細くてアルミ合金の機関部では、ねじ山が弱そうで不安だった。しかしよく見ると鉄製のスタッドが打ってあり、これにねじ山が切ってある。ヘリサートみたいなものだw
30-06などのロングアクションの機関部だとBAR用のレールが使えるらしいが、308はショートアクションで使えない。スコープの取り付けが悩む・・・


弾倉は4発まで装填できる。
5発でないのが残念な気がしたが、BARを使う猟仲間曰く、4発で十分でそれ以上撃っても中らないとの事。確かにそうだw



薬室の閉塞はボルトの先端のラグが押し込まれ、カムにより回転して薬室側の溝に噛んで固定される。
よく中る自動銃のBARも似た構造らしい。
手動で操作するボルト銃は手動操作の回転でラグが噛み込む。
動作の滑らかさを維持するには、おそらく可動部の公差はボルト銃より大きいだろう。ボルト銃との精度の差はこういったところにあるのだと思う。
BLRのボルトやラグは粉末冶金部品の様だ。ニアネットシェイプで機械による後加工が減ってコストダウンになる。安い理由の一つなのだろう。


ちなみにM94はというと、こうなっている。
ボルト後端にロックプレートがせり上がって固定される。
この構造ではあまり高精度は期待できない。
まあ100年以上前の設計だから仕方がないw


早速射撃に行ってきた。
サコ―のボルトとウィンチェスターも持って行ったが、結局BLRだけ撃ってきた。

50mを委託で5発撃つ。
標的一点の円が約150㎜程度。M94より狙いやすいアイアンサイトだが、50mでもなかなか厳しい。照星が標的の円とほぼ同じ大きさに見える。
308なので30-30よりは幾分反動が大きいのかもしれないが、肩に掛かる衝撃は大した事はない。しかしマズルジャンプはやはり大きい。細くて軽い銃身なのと、重心位置が先台より後ろになるからかもしれない。
重いと評価の多いい引金は、思ったほど重くもなく感触は良かった。
レバーの操作感もよく、ハーフコックから前に倒れる撃鉄の操作性もよかった。
扱いやすくいい銃だと思う。

100mで同じく撃つ。
ばらけてしまって今一だが、右寄り上目に着弾する様だ。


照門を左と下に少し動かして50mを撃ってみた。
慣れてきてちょっと纏まってきた?
もう少し照門を動かしてもいいのかもしれない。マイナスドライバーで簡単に調整できるのがいいw

今回使った弾はノルマの射撃用150グレイン。
射撃用でも大分高くなってきた・・・困ったものだw

さてスコープどうしたものか・・・ビクセンの1-8×25がいいなと今のところ考えている。
問題はスコープリングなんだよな。どうしたものかw

サコ―のボルトは今回をもって引き取ってもらった。
せっかく猟仲間からもらった銃だったが、銃身内の状態が悪くて仕方がない。猟仲間にはそこ事を話して手放す事を了承してもらった。
フルストックでカッコいい銃だったが、ボルトでは連射はきつく自分らの猟場では使いきれないってのもあった。
まあ色々と勉強になったw
最初のライフルは中古で十分だが、二丁目は新銃買った方が絶対いいぞw