2022年2月19日土曜日

ハンドスケルペル

ハンドスケルペルも出来た。
これもブレードはRWL34で高温焼き戻しで使ってる。3.5㎜厚の鋼材を削り抜いて、実質2.5㎜厚にしている。


ハンドルはタンリネンマイカルタで、エビ茶色の薄いスペーサーを挟んだ。

ヒルトは圧延材のニッケルシルバーを使ってる。


ハンドルはやや厚めのコロッとした感じに成形した。角は絞ってあるので、しっかり握れていいと思う。


シースはなるべくコンパクトに。

生きのいい牛だったらしく銀面に傷があって、ちょっとワイルドな感じ。タンマイカルタのハンドルと合わせて、経年変化が楽しめると思う。

 

スティッフホーン

スティッフホーン出来上がった。


ブレードはRWL34で靭性を重視して高温焼き戻しで熱処理している。

3.5㎜厚の鋼材を使ったが、背側を削り抜いて実質2.6㎜厚とした。形状的にも無理な使い方には向かないが、鋭い切れ味を楽しむにはいいと思う。


ハンドルはブラックリネンマイカルタに薄いエビ茶色のスペーサーを挟んだ。ハンドルはやや厚めに整形してみた。ニッケルシルバーだとヒルトの幅に対応できる厚さは限られてしまい、ハンドル厚をどうしても薄めにしなければいけないが、今回は真鍮を使ったので厚めに作る事ができた。


ヒルトにはやってみたかったチェッカリングを入れてみた。快削材でないので、どうしてもバリが立ってしまい、あまり深くは彫れなかった。まあ感触は結構いいし、雰囲気的にも悪くないと思う。

快削材を使わないのは色合いが好きでないから。ニッケルシルバーも真鍮も、快削でない圧延材の方が磨いた質感がいいと思う。緑青が出にくいのもいい。


シースはなるべく細身に作った。本来はチューブシースなのかもしれないが、あまり好きでないのでポーチタイプで作った。

スティッフホーンは本来はインドア向けのモデルなのかもしれないが、案外魚釣りなんかにも使いやすいのかもしれない。さりげなくアウトドアで使うのもいいね。
 

2022年2月16日水曜日

今猟期も終わり

この前の日曜日の出猟。これが今猟期最後になった。

数日前に雪が降って、まだ随分残っていた。

鹿は結構いた様で、あちこちのタツマで群れが見れたらしい。

自分のところは、すぐ上のタツマが撃った鹿が来たが、二頭見れたが遠すぎて撃つ事はできなかった・・・


解除後にすぐ上のタツマが獲った鹿を回収しに行く。

険しい場所だったので、現場で解体して回収した。この日は鹿4頭獲れた。


15日で銃猟は猟期終了だが、猟場はこれからが積雪が多くなる。

今猟期も無事に終わった。獲物も結構獲れたし、山の神様に感謝したい・・・


久しぶりにスーパーゴールドⅡのセミスキナーを使ってみた。

研ぎやすさを含めた総合的な使いやすさはRWL34がいいが、切れ味や刃持ちの良さはスーパーゴールドⅡの方がいい様に感じる。

硬さはRWL34の方が高いのだが、炭化物による耐摩耗性でスーパーゴールドⅡの方が確実に長切れする。但しやや癖があるけど・・・


 

2022年2月7日月曜日

ゴールドライタン?


昨日の出猟は坊主で終わった・・・

先週と同じ場所をやったのた。獲物はいた様だが、人数が少なかったためタツマに掛からなかった。残念w

 

ネタ代わりに最近やってみた事を書いてみる。

スティッフホーンを作っているのだが、ヒルトにチェッカーリングを入れてみたかった。

そのために60°のアングルカッターをヤフオクで安く手に入れた。


先ずはメタルカッターで面を出す。

アングルカッターに付け替えて溝を切る。
メタルカッターと径が同じなので、そのまま付け替えればいい。
溝幅は0.9㎜として、切り込み深さも0.9㎜にしてみた。
なんで0.9㎜かというと、うちの横フライスは目盛りが3の約数だから・・・1.0㎜にしようとすると面倒くさいw

バイスを90°回して横溝を切る。これも幅は0.9㎜。

なんとなくそれらしいものが出来たが、バリが立ちすぎるのと、切り込む準の関係で片方に倒れてしまっている・・・
どうしたもんか?と思ったが、なんて事はない、よく考えたら単に深く切りすぎただけなんだなw

もう一度やり直した。
今度は切り込み深さを0.3㎜にした。
もうちょっと深くしてもよさそうだったが、快削材でない真鍮を使ってるので、バリが立ちすぎそうだ。
本来なら快削材でやるべきなのかもしれない。
しかし快削材の色合いは好きではないんだな・・・ニッケルシルバーもそうなのだが、圧延材の方が磨いた色合いがいいし緑青が吹きにくくていいんだな。

誰かにゴールドライタンの様だと言われたが、確かによく似てるw
本当はニッケルシルバーを使いたかったが、この幅と厚みがある材は無いんだよな・・・

それらしい形になったw

爪楊枝で擦ってなるべくバリを落としてみた。
多分ラブレスもフライス使って切ってたんじゃなかろうか。
快削材ならもっときれいに作れるのかな・・・

2022年2月1日火曜日

研ぎ減ってきた

この前の日曜は二週ぶりの出猟だった。
小雪が舞っていてえらく寒い。
上から入るタツマの組だったのだが、タツマに着く直前に立木の向こうからガサガサと獲物が動く音がした。どうやら寝ていたのが気取った様だ。
無線で下に行った事を伝えると、下から入るタツマの組も配置途中で、勢子の反対側に切られたらしい。
タツマの配置が完了して勢子が動き出すが、一向に獲物の来る気配はない。
そのうち無線の電池が切れてしまった・・・困ったw
終盤で下の方のタツマで景気よく銃声が聞こえた。
無線が使えず何時解除になるのか分からないでいると、ちょうどよく勢子が上がってきた。勢子と一緒に帰る事ができた。

午後からはすかり晴れていたw
この日獲れたのは鹿一頭だった。

たまに掲載しているが、昔作って鉄砲貰ったお礼に猟仲間にあげたドロップ。よく使われて、いい感じになってきた。
フラットグラインドなので研ぎ減ると小刃の幅が大きくなる。この当時のは比較的厚目に作っていたから、余計にそうなっている。
研ぎ減って小刃が広くなってきたらコンベックス状に研げばいい。案外使い勝手もよくなる。
そもそも小刃は角度一定に研ぐ必要はない。手で研ぐから、微妙にコンベックス状になる。
肝心なのは刃先が砥石に当たる様に研ぐ事と、刃先が砥石に当たる時は力を掛けない事。
刃が付かないとか、丸っ刃になるのは、大抵この二つの事ができていないから・・・