2023年12月25日月曜日

早帰り

この前の土曜日の出猟。
いつも通る峠道が事故で通行止めになってしまったので、大分遠回りの国道を迂回した。
夜のうちに雪が降ったらしく、峠は結構雪が積もっていた。
集合場所も間違えてしまい、余計に時間が掛かった・・・

自分がついた頃にはとっくにタツマの配置が終わっていたので、今回は下の行きやすい所のタツマに入った。
12月も後半になったので、さすがに寒くなってきた。風がなかったのが助かった。
この日は人数が少なかったので狭い範囲を囲ったが、結局獲物は何処にも出ずに終ってしまった・・・

30-30の弾をこの前買ったら、20発で1万4千300円もした・・・
308や30-06と違って微妙に入手しずらいのも困ったものだ。
雷管と火薬で買って作った方がいいのかな・・・

昼前に解散になったので、明るいうちに帰れた。景色が新鮮に見えたw

早く帰れるとゆっくり手入れができていいなw

 

2023年12月13日水曜日

変則ナロータング

ナロータングの小ナイフは、以前はヒルトは窓穴あけてタングから突き刺した構造だった。
自分は縦フライス持ってないので、ヒルトの窓穴あけるのがちょっと手間だった。
横フライスはあるので溝切すればいいのだが、自分の作り方や後々の加工の手間を考えた末に思いついたのがこの構造だった。

マトリックスアイダのハルキ君は「変則ナロータング構造」なんて上手い事を言ってくれた。
ヒルトの後端にタングが露出する構造で、この部分は僅かしかないのでフルタング部と言っていいのはは疑問だがw
強度的には捻り方向に有利な気がするが、そもそも小さいモデルなので、そんな効果は期待する必要もないだろう。

ハンドル材を切り出して位置を合わせてヒルトとの接触面を削る。

フルタング部(?)が嵌る溝を切る。

ナロータング部が嵌る様に穴をあける。
ヒルトで隠れてしまうので、結構大き目の馬鹿穴をあけてしまう。

仮組して確認。

穴にエポキシを充填する。
ドライヤーで温めて気泡を排出するのと粘度を下げておく。

この方法だとクランプによる固定は必要ない。
今回フルタング部を極力短くしてみたが、ある程度長さがあった方が固定が安定する。
しかし長すぎると経年変化でハンドル材が開く可能性があるので、極力短くした方がいいとは思う。

こんな感じになる。

今製作中の小ナイフと小セミスキナ―。
案外このぐらいの大きさがいいんだよなw



 
















2023年12月11日月曜日

ボルトの操作

昨日の出猟。
タツマに行く途中で、干からびた山ぶどうを採った。
半分干しぶどうの様になっていて、細かい種はあるが甘酸っぱく案外美味い。

今回の猟場は自分は久しぶりに行く場所だった。
この日は308のサコ―のボルトを持って行った。入ったタツマはこの銃を貰った猟仲間の専用の場所だ。猟仲間は先週の猟で足の骨を折ってしまい入院していた。「潮時だから引退する」なんて寂しい事を言ってた・・・
このタツマは見通しは効くが立木が多くて、遠くは枝越しに撃つ事になってしまう。さすがにライフルでも枝に中りそうで難しそうだ・・・

タツマの配置ができ勢子が動き出す。
まだ勢子が遠いのに一番上のタツマから「行くぞ」と無線が入る。
見張ってる上の斜面でゴロゴロと石が落ちてくる音がするが、遠すぎて何も見えない。
そのうち音が大きくなってきて、斜面から鹿が下りてくるのが見えた。雄鹿ばかりの群の様だ。5~6頭ぐらいだったろうか。
枝越しで微妙だと思いつつ狙い、いいところで引金を引いた。
下ってきた鹿の群は左右に分かれた。沢を登ってきた鹿は真正面を通ったので、丸々スコープに入ったところを二発撃つ。しかしそのまま一つ上のタツマの方に行って、上のタツマで銃声が聞こえた。
もう一方の別れた方は沢の下に向かったので撃ってみたが、ボルトの操作に手間取り遠くなって駄目だった。
行っちまったか・・・と思っていたら背後に気配がするので見ると、上のタツマとの間の小尾根の上に二頭鹿がいた。いい距離なのだが、バックストップがなくて撃てない。
小尾根の向こう側が見える位置まで走った。鹿は小尾根を越て急斜面を下りていくが、一頭が転げ落ちて行った。半矢の様だ。

自分も崖の様に急な斜面を滑り降り、うずくまった鹿に近づく。銃を撃つまでもなかったので、暴威ナイフで止め刺した。
自分が撃ったのか上のタツマが撃ったのか判然としないが、止め刺した者が獲った事になるのでまあいいか。
結構でっかい雄鹿だった。片方の角は崖を転げ落ちた時に折れた様だ。

とりあえずタツマに戻る。この日は12月にしてはとても暖かかった。
もうさすがに獲物は来ないかなと思っていたが、勢子が近づいてきたらまた上の方でガラガラと音が聞こえる。
勢子の気配が分かる距離になった頃に勢子が花火を鳴らした。
ガラガラと音がして、さっきと同じ様に雄鹿二頭が出てきた。
狙いを付けていいところで引金を引く。
二頭は沢を下って行った。
自分も追っていくと、一頭うずくまっているのが見えた。半矢だ。止め矢を撃った。
逃げるもう一頭を小尾根を回り込んで狙おうとしたが、ボルトに無線機のイヤホンのコードが絡んで手間取ってしまった。そうこうしてるうちに逃げられてしまった・・・

もう一頭は角の小さい中くらいの雄鹿だった。
とりあえずこの鹿は自分で確実に撃った。サコ―のボルト銃で初めて獲った獲物だ。
この銃を貰った猟仲間に報告したら喜んでくれた。ちょうど退院できたそうで、まだまだ頑張ってもらって、色々と教えてもらいたい。

解除後の回収がえらい大変だった。
引きずり下ろす途中に枯葉の吹き溜まりがあって、鹿もろともはまってしまった。滝つぼの様なところで、2ⅿ以上の深さになってた。枯葉に溺れそうになったのは初めての体験だw
この時期の枯葉の吹き溜まりはあちこちにあって、撃った獲物がはまってしまうと発見できない事がある。それに歩きにくいのも困ったものだ・・・

ちょっと前まで仔犬の様に思っていたが、もう立派な猟犬になって活躍している。
美濃柴のなかなかいいワンコだ。


 おまけ。
革シースは汚れたら水で洗っちゃう。
革で十分なのさw

2023年12月5日火曜日

鎌倉の大仏様

この前の日曜に墓参りに行ったついでで、鎌倉の大仏を見てきた。
鎌倉は通り過ぎる事はあっても、観光地を見て歩いた事はなかった。
大仏様を拝むのも初めてだ。

中学校の修学旅行で奈良の大仏は見た事あったが、よくは覚えていないが奈良の方が大きかったか?
しかしそれでも十分にデッカイなw

数百年野晒しになってるらしいが、よくもまあ残っていたものだと思う。
妙に猫背に思えたが、よくよく見てみると重量バランスが絶妙なデザインだ。
地盤が沈み込んで傾かない様な配慮があるんだと思う。

背中の通気口?がなんだかカッコいいなw

中に入る事ができるんだな。
結構でっかい空洞になってる。
表から見えた継ぎはぎは、中から見るとさらによく分かる。部分ごとに分割して鋳込んでるんだな。
厚みはそれなりにあるみたいで、まるで装甲板の様だ。
日に当たってる側は、ほんのり暖かかった。
首の周りは昭和の改修でガラスエポキシで補強してあるらしい。台座と大仏様の間にもステンレス板敷いて耐震補強してあるそうだ。
頭の内側に凹みが沢山ある。螺髪は別パーツなのかと思ったら、鋳込みで一体なんだろうか・・・?
800年近く前によく作ったもんだと思う。
昔の人って凄いなw