2025年1月13日月曜日

Neo Stiff Horn ?



 



ホーンのフォルダーを眺めていたら、ファイターのブレードの削りが面白い事に気がついた。
メインベベルが平造りで、そこにバックベベルが削ってある。
ラブレスのファイターはフラットグラインドで作るとベベルがどうしても鈍角になるので、あまり切れ味はよくないのが悩みだった。切れ味云々のモデルではないが・・・
ホーンのこの削りなら、案外切れるものになりそうだ。
https://knifelegends.com/wp-content/uploads/2021/08/Jess-Horn-3-4-SF-Mammoth-ww.jpg
このモデルを元にした。シースナイフにして、ホーンのブレードを使って楽しむってのもよかろう。
ラブレスのstiff hornってのは畳めないホーンっていみがあるらしいが、neo stiff hornと称してホーンのフォルダーをフィックスド化してみるのも面白そうだと考えた。


ブレード長は60mmちょつとなので、呼びは2.5"ってとこだろうか。
2.6mm厚のRWL34を、今回は低温焼戻しで使ってみた。
鳥猟や釣りに使ってもいいのかもしれないが、ポイントが薄いので、あまりハードには使えない。

ハンドルはUltreXのエイジドペーパーアイボリーに海老茶色のスペーサー、ヒルトとピンとパイプはニッケルシルバーを使った。

本物のホーンはバックベベルは元の方から薄く削っているが、ラブレス的な作りにしてみたくて、テーパーに削ってみた。これはスエッジまでの長さが短くて、面が捻れて磨くのが面倒な事になった。


タンクはあえてテーパーにはしなかった。フォルダーっぽく見せるには、この方がいいと思う。
当初はハーフタングにしようと思っていた。次に作るならハーフタングにして、下側は黒いマイカルタを挟んでみようと思う。その方がよりフォルダーっぽく見えそうだ。

作りやすい様につくればいいやと安易に考えたのて、ホーンの本物とかなり違う。
ベベルストップの位置と形状は反省点の一つだ。

本来はブーツナイフなのだろうが、案外実用にもいいと思う。
いつもは2500番のヘアラインを引くが、これは1500にしてみた。しかしまだ細かいかもしれない。
ハンドルのピンのカシメも反省点の一つだ。これも滅多にやらない方法なので・・・



 
元々ベルトに差して腰に付ける様なモデルではなかろうと、ベルトループの付いたシースにするつもりはなかった。
スモールファイターっていうからには、スーツの内ポケットに入れておく感じではないか?と思い、結局こんな形のシースになった。
極力シンプルにしたかったので、上蓋にはドットホックも付けなかった。
シースの形状も反省点の一つだな・・・

色々反省点はあったが、作っていて面白かった。
とりあえず今回は試作のつもりだったので、このシリーズは継続して作ってみようと思う。

 

2 件のコメント:

  1. 手にしてみたら思わずロックリリースを探してしまうと思いますw
    オールドガーバーのフォールディングハンターとか面白いかもしれませんね。
    HILTS

    返信削除
    返信
    1. フォルダーをフィックスド化するのって、案外いいかもしれないです。
      フォルダーの場合、実用しようとすると汚れや強度が気になりますが、シースナイフなら気兼ねなく使えます。
      フラットグラインドでヘアラインってのも生かせますしw

      削除