2022年4月24日日曜日

一品物?

一本完成。

ブレード形状的にはケーパーに近いか。型を作らずに気分で切り出して作った。型がないので同じ物は作れないw


ブレードはサンドビックの10C28Mo2の2.5㎜厚を使った。長さは約3inc。

10C28Mo2はCRMO7と同等との事だが、若干硬さが高いのでなかなかいい鋼材だと思う。


ハンドルは白骨化した和鹿の角を鉄漿で染めた物を使った。

鉄漿と言っても鋼材の削りカスを酢に漬けた酢酸鉄の溶液を塗って、そのあとに緑茶を塗ってタンニン鉄に置換する事により定着させた。


ヒルトはニッケルシルバーだが、ピンとソングホールのパイプは真鍮を使った。


ハンドルは前端を絞ったが、後端に掛けてはボリュームを持たせた形状にした。
貼り合わせのハンドル構造はちょっと厄介であるが、模様と元の角の形状が生かせて結構好きだ。

エポキシを充填しているがハンドルお尻の髄が見える様にしているのも、生きていた証の様な気がしてわざとこのままにしている。



 シングルステッチで細身に作るべきかと思ったが、ダブルステッチで作ってみた。

シングルに遜色ない程度にコンパクトに収まる様にはしてみた。シースは一度作ったのが気に入らなかったので作り直した。作り直してよかったw

3 件のコメント:

  1. 一月半の投稿ですね、JCKMにも来られませんでしたので具合でも悪いのかと思って居ましたが大丈夫そうで良かった、。
    此のナイフのハンドルの処理とても良いですね。

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    1. jckm行きたかったのですが、用事で行けませんでした・・・すんませんですw
      白骨化した鹿角はよく染まるので、素材としては案外いいと思いますw

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    2. 了解です。

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