昨日の出猟。
今回は猟場の比較的高い方をやる事になった。上の方は所々積雪があった。
入るタツマは初めて行く場所だった。「カーブミラーの所から入って、岩の上のところだ」と言われたが、行ってみるとタツマまでの道が判然としない・・・
地図を見ると谷底を見てちょっと左にいったところに岩場がある。ここでいいんだろうか?と思いつつ行ってみる。向かう途中で二回鹿が目の前を逃げて行った。ピーピー警戒音を鳴らしていて、近くに結構いるみたいだ。
確かに岩があって遠くは広い範囲が見渡せる。しかし肝心の手前の獲物の通り道は、立木があって狙える範囲は狭い。それにかなり下向きに狙う事になり、とても撃ちにくそうだ。
なんか変だと思いつつもタツマで待つ事にした。勢子は谷底を見て右の方から押して来る。
勢子が動き出すと右側からガサガサ音がしてきた。二頭ほど角の無い鹿が小走りに来た。距離は40mあるかどうか。
狙いを付けようとしたら気取られて走り出した。この日は30-30のウィンチェスターm94だった。逃げる鹿に撃つと、後からも鹿が出てきた。みんな角がない。雌の群の様だ。
狙いが付く鹿に次々と撃つが逃げていく。立ち上がり逃げてく方に追いかけた。
一頭群から離れて谷底の方に向かうのが見えた。半矢か?と思いつつ一発撃ったが視界から消えた・・・
逃げて行った群の方に行ってみて、ぐるっと辺りを廻ったが血痕もなく中った様子はなかった。
谷底に行った鹿の方を見ると、途中に引っ掛かって倒れていた。中ぐらいの雌だった。
内臓を出しておこうかと思ったが、まだ出てきそうだったのでタツマに戻る事にした。しかしタツマまではガラ場の急斜面100mほど登らないといけない・・・
難儀しながら登りはじめると、また右の方からガサガサと音がしてきた。
今度も角の無い鹿の群が出てきた。距離は50mほど。立木があって狙いにくい。
狙いが付く鹿に向けて次々と撃って行く。この日はオープンサイトでレバーアクションのm94でよかった。ボルトのサコ―ではスコープで狙いにくいし連射もできないw
雌鹿の群は10頭ほどに見えた。逃げてく群の最後尾の一頭が転んだ。
群の逃げて行った方を確認したが、転んだ一頭の他には中った形跡はなかった。中ぐらいの雌鹿だった。
もうしばらくは来る事はなかろうと、とりあえず獲った二頭のはらわたを出しておいた。
タツマに戻ろうとしたが二頭目を獲った場所から200m近くになっていた。戻るには斜面がきつすぎで辛いので、途中の斜面で解除まで待つ事にした。
終盤になり勢子が見えるところまで来た。
二頭目の所の近くに勢子がいたので、その辺りに一頭落ちていると伝えると「見つけたから回収していく」と無線が入る。お願いしてタツマに戻り荷物を片付けて、最初の一頭を回収に向かう。
えらい斜面の場所だったので回収が難儀しそうだと考えていたが、谷底に降りると下のタツマが乗ってきたクルマが近かくて助かった。獲った二頭を軽トラに乗せて本部(解体小屋)に向かう。
血みどろの状態で持って帰ったら、シースに張りついて抜けなくなった・・・
本部に着いて軽トラから鹿を下ろして気がついた・・・一頭がはらわ出してない丸のままだった。それも角のない若い雄だ・・・
どうやら二頭でなくて三頭倒していたらしい。
勢子が回収したのははらわたを出してあった二頭目でなく、倒した事を気がつかなかった三頭目だでた様だ。せっかくはらわた出しておいた二頭目は、山に置き忘れてきたという事だ。さすがに時間的にもう回収には行けない・・・
軽トラに載せる時に気がつくべきだった・・・いや、根本的には撃った現場の確認をもっと十分にやるべきだった。
獲れたからよかったが、タツマの場所はやはり間違っていた。今回は反省点が多かった・・・
この日はグループで鹿三頭だった。
仲間の使ってる剣鉈は、まだ砥石に当たらない部分があるが、幾らかよくなってきた。
欠けてる部分が無くなる頃には、大分使いやすくなるだろう・・・
材質はいいみたいだが、本来は炭素鋼であるべき構造を、ステンレス鋼にしてしまっては使いにい。研いで使う事を考えてないとしか思えない。
値段的に、切れなくなったら買い替えろという事なんだろか・・・
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