3.5
″セミスキナー出来た。新しく型から作ったので、いつも作ってるものよりいくらか細身であくが抜けてた感じ。狩猟に使うならいつもの型の方がいいが、今回のは狩猟以外での汎用性が高いと思う。
ブレードは3.5㎜厚のRWL34を背側を削り抜いて、実質3.0㎜程度にしている。フラットグラインドなので、この程度の大きさならば3㎜程度で強度は十分だ。
RWL34はいつもなら高温焼き戻しで使っているが、今回は硬さの出る低温焼き戻しにしてみた。自分でも実用でRWL34は高温焼き戻しと低温焼き戻しの両方で使い比べているが、正直言ってどちらが良いのかは迷う所だ。元々粉末鋼で粘りはあるので、低温焼き戻しの高硬さで使っても支障はない。
ハンドルはタンキャンバスマイカルタにエビ茶色にスペーサーを入れた。ニッケルシルバーのヒルトにソングホールは真鍮。インチサイズのラブレスボルトを使っている。
ハンドルは前端を絞って、中盤から後端にかけてボリュームを持たせている。和鹿や猪にはこのぐらいのサイズが使いやすい。
シースは無駄にゴッつくなるトリプルステッチ。細身に作るべきだったのかもしれないが、やはりセミスキナーはトリプルで縫いたくなるw
ナイフ作りはじめて一番最初のが完成したのが、二十年前のちょうど今頃だった。二十周年になるんだなw
二十年かけても190本ちょっとしか作ってはいない。もっと効率よくやる方法もあるかもしれないが、自分の思うものを作るには今の方法が合っている。まあ、こんなやり方もありなのだろうw
明けましておめでとうございます。
返信削除3.5"セミスキナー細身版、これはとても良いですね!
印象としてはF&Sにスキニング要素を持たせた感じで、キャンプに1本持っていくのに最適だと思います。
HILTS
今年も宜しくお願いします~
返信削除身幅の狭いセミスキナーもいいですね。
これからは気分で作りわけようかと思いますw