2025年7月26日土曜日

JH-Fighter

6inchのジュニアベアーが出来た。

このところはまっている、ジェスホーンの独特なファイターの削りで作ってみた。ジェスホーンとラブレスへのオマージュでもある。JH-Fighterって称してシリーズ化してみようと思ってる。


ブレードは約5㎜厚のATS34を低温焼き戻しで使った。
ジェスホーンのファイターの特徴は、メインのベベルが所謂平造りになっている。フラットグラインドの特徴を生かせる面白い題材だと思っている。

ハンドルはマルーンリネンマイカルタに薄いエビ茶色のスペーサーを入れてある。
ヒルトは圧延材のニッケルシルバーに、インチサイズのラブレスボルトとパイプは真鍮を使った。

サブヒルトのファイター作るのは十数年振りだった。面倒くさいヒルトの削り方をすっかり忘れていたが、なんとか作れて一安心w
普段なら大判の銘を使うところだが、バックベベルの幅が微妙に狭かったので中判をリカッソに入れてみた。

いつもは2500番のヘアラインで仕上げていたが、今回はブレードは1000番でヘアラインを引いて、ヒルトは800番で横方向にヘアラインを引いてみた。
2500番だと見方によってはぼやけた印象になりやすいが、このぐらいの番手の方が線が際立った印象でいいのかもしれない。

オープンシースはダブルステッチで。
ブーツと違って隠し持つ物でないからゴッつくてもいいか?w

自分の宝物のジュニアベアーと並べて見た。
これ作ったのは11年前らしい。もうそんなに経つのか・・・
ブレードの仕上げの違いがよく分かる。
どちらがいいかは好みによるかもしれないなw

2 件のコメント:

  1. JH-Fighterシリーズ良いですね!
    ラブレスの無骨なダブルグラインドに対しスマートな印象です。
    JHグラインドにはヘアライン感が強い仕上げのほうが似合うように思います。ヒルトの粗目ヘアラインはハンティングナイフにも合いそうですね。
    また、バックベベル側のベベルストップを緩やかなRにするか角度を寝かせてみる等、平造り側とバックベベル側のベベルストップの角度やRの大きさをそれぞれ大きく変えてみたりとかすると雰囲気も変わって面白そうですね。
     HILTS

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    1. 当初はフォルダーなのでジェスホーンはあまり興味がありませんでしたが、よくよく見てみると絶妙なナイフデザインなのに気が付きました。
      ジェスホーンもラブレスのデザインに影響をうけているらしいから、ラブレススタイルにジェスホーンの要素を取り入れるのも案外よさそうです。
      なによりフラットグラインドの特性が生かせるのがいいですw

      このヘアラインのやり方はやった事がなかったのですが、案外メリハリが効いてよさそうです。
      細かければいいという訳でない事に、改めて気付きましたw

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