2021年11月16日火曜日

猟期がはじまった

昨日から猟期が始まった。
ちっと調子が悪いので、今猟期はタツマをやらしてもらう事にした。
作戦参謀が「獲物が溜まってるぞ!」と無線で檄を飛ばす。
タツマの配置が終わり、勢子が動き出す。
時々銃声は聞こえたが、こちらには来る気配がない。

天気が良く暖かいのでウトウトしていると、ガサガサと音がするのに気がついた。
下の方の右側から真っ黒いのが出てくるのが見えた。でっかい雄鹿だった。
立木越しにチラチラ見えるのを狙って、いい所で引き金を引いた。50mあるかどうかの距離だった。
しかし鹿は走り出して左の谷の方へ向かってく。後から3頭ぐらい着いて来たので、それにも発砲するが中らない・・・
弾帯から弾を取って装填するのも手間取ってしまって結局逃げられた。

またしばらくすると、今度も同じ所を鹿が出てきた。雌ばかり3頭ほど列になってる。
これもよく狙ったのだが、発砲したら走り出した。次々撃つが逃げていく。
また逃げられたか・・・と思ってたら、その直後に7~8頭ぐらいの群れがワラワラと出てきて、目の前30mぐらいのところをUターンしていった。
撃ち終わった直後だったもので、装填してなかったのが悔やまれる・・・全速で逃げてったのでもう間に合わないw

二回も出てきてるので、もう今日はこれで来ないだろうと思っていたら、無線で「そっち行ったぞ~」と聞こえてきた。
今度は手袋を外しておいて、弾帯から取り出した弾を2発口に咥えておいた。
警戒してるとまた同じ所から鹿が出てきた。3頭ほどの先頭に狙いを付けて発砲する。転げた様に見えたので、走り出した次から来る鹿にも次々発砲する。
転げた鹿は立ち上がって逃げそうだったので、タツマから走って近づき留矢を撃った。

留めたのは中ぐらいの若い雄鹿だった。まだ袋角で表面に毛が生えていた。
留矢に撃ったのが27粒のバックショットだった。20mちょっとの距離だったが、後ろ足二本とも砕けていた。至近距離だと27粒でも結構な威力があるんだな・・・
獲物は転げて撃った位置から50m近く谷底に転げていた。腹を裂いて内蔵を掻き出しておいてタツマに戻った。

もう今日は終わりだろうとタツマで一息ついてると、また無線で「行ったぞ~」と聞こえる。
警戒してるとまた同じ所から鹿が2頭出てきた。これで4回目!?
今回も弾を2発口に咥えて、立木を出たいい所で一頭目に引き金を引く。走る鹿に次々発砲する。
上手い事一頭転んだ。
近づいて留矢を撃ったら、転がって谷底に落ちた・・・

二頭目は小さな雌鹿だった。一頭目とほとんど同じ場所に落ちていた。
これも内臓を掻き出しておいてタツマに戻る。
タツマに戻ってしばらくしたら、勢子達がタツマに着いて解除になった。
獲った二頭の鹿は現場でバラして、近くのタツマと勢子に来てもらって回収した。

いい天気で例年に比べてえらく暖かかった。
しかし4回も同じ所から鹿が出てきたのは珍しい。
合計で20頭ちょっとの鹿を見た。撃った弾数数えたら19発だった・・・そんなに撃って2頭だけってのもなんだけど、2頭も獲れたから十分としようw
一日の出猟で13発撃った事があったが、今回は記録を更新してしまった・・・

勢子が獲ったでっかい猪と鹿。
この日はグループで鹿5頭と猪1頭獲った。
例年の解禁日と比べると少ないが、まあこれだけ獲れれば十分でしょう。
山の神様に感謝して、今猟期も安全にやって行きたい。

若いワンコは精悍な顔つきになってきた。
今猟期は活躍してもらいたい。


 猟仲間が使ってるセミスキナーを久しぶりに見た。
タンリネンのマイカルタハンドルはいい色合いになってきた。
使ってもらえるのは有難いw

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