2024年7月3日水曜日

ブーツナイフ



4.5incブーツ出来た。

これの元は片山さんの持ってるブーツなのだが、フラットグラインドで作るので、大分アレンジしてある。

鋼材切り出して6年ほど放置してあった。ファイター系を作るのは7年ぶりぐらいだろうか。実用のナイフでないから使って楽しめないので、最近はあまり作ってなかった。刃付けも小刃は鈍角気味になるので、あまり切れ味もよくはない。もともと突き刺し命みたいな用途だからいいのかもしれないが・・・


ブレードはATS34で3.5mm厚に面研して使った。確か中里さんちに行って平面研削盤を借りたんだった。

熱処理はマトリックスアイダでCRMO7の条件でやってもらった。この場合低温の焼き戻しになるので、耐食性にいくらか有利になる。それと硬さが高くなるのでATS34の場合は磨きやすくていい。粘ると磨きにくい場合があるのだ。


ハンドルはデッドストック物のマイカルタを使ったら、どうやらマルーンリネンだった様だ。磨き上げたら質感がとてもいい。スペーサーは薄手のエビ茶色を入れた。

ヒルトは圧延のニッケルシルバーにインチサイズのラブレスボルトとホールパイプは真鍮を使った。


ブーツナイフと言う事で、ハンドルは薄目に成形した。


ファイターはバックべベルを見るのが好きだ。


シースはなるべく細身にしてみた。オープンシースを作ったのも7年ぶりぐらいか。プルザドットボタンは随分前に銀座のショーで多松さんから買った物だった。

ファイター系は久しぶりに作ったが、たまにはこういうのもいいねw


 

8 件のコメント:

  1. ファイルワークのファイティングご苦労様です大変だったでしょう、ヒルトの穴加工も面倒でしたでしょう、綺麗に仕上がって居ますねとても良いですよ、でもクマさんはとてもやれませんよ。

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    1. ありがとうございますw
      鉄工ヤスリでブレード削るのは慣れてるので苦にもなりませんが、ヒルトは結構手間かかりますね。
      たまには人力でやってみるのもいいかもしれないですよw

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  2. 全体のバランスが凄い。ファスニングボルトの位置も絶妙に
    感じます、素人ながら

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  3. ごめんなさい。名前抜けてましたw

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    1. ありがとさんですw
      ボルトの位置は作ってる最中に、当初の位置では変だった事に気が付いて、途中でタングの穴をあけ直しました。
      気が付いてよかったですw

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  4. マルーンリネンマイカルタ良いですよね。
    ファイターはシュートナイフが好きでいつか作りたいんですけど、ヒルトの窓穴の手間を考えると…
    さらにオリジナル通りにしようとすると上下に紐穴もあるので、自分が納得できるものを作れるとは思えないですw

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    1. マルーンは色合いがいいですよねw
      シュートはリカッソから続く鎬の平面の研磨が面倒で、なかなか手が出せないでいます。ちゃんと作ろうとすると、普通のファイターより難しそうに思えますw

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