フラットグラインドなので、ホローグラインドとは削り方が違う。ホローの場合はスエッジからバックべベルと削るらしいが、フラットの場合は基準が重要なのでブレードべベルから削る。
昔と大きく違うのは粗削りにベルトグラインダーを使う様になった事か。これにより大幅に効率は上がった。多少効率は悪いのかもしれないが、ベルトの種類と消耗する量を勘案すると、この方法が自分には合っている。
今は作れなくなってしまったが、ダガーを作る時はこれが重要だった。
表面が削れたら裏面を削る。
こちらも表面と同じ様に削ってノギスで確認する。
ブレードべベルが削れたら、今度はスエッジとバックべベルを削る。
正確な罫書線を引くのが重要。
ファイターはデザインの基本がダガーだから、刃元からスエッジの根本までの身幅は狭くなっている。平行に同じ身幅にしてしまうと寸胴な感じになってしまう。クリップポイントのユーティリティなんかも基本同じだ。
はじめはスエッジを削る。
この部分は形状としては単純な平面になる。
スエッジが削れたらバックべベルを削る。
この部分は元から先にかけて面が捻れる様な形状になってる。
自分はセン掛けと言っているが、並進法で削るのがいい。
捻れたバックべベルは平面のスエッジにつながる事になる。この部分の辻褄合わせは結構面倒だ。
同じ様に裏面のスエッジとバックべベルが削れたら研磨に入る。
薄い鋼材で、いかに鎬を際立たせるかが作っていて面白い。
あまり実用で使えるナイフではないが、たまに作ると楽しいねw
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