ジェスホーンのNYSP製作記中で書いたが、ラブレスのNYSPのドットホックの付き方の詳細が分かった。横哲さん直々に教えてもらった。(横哲さん、ありがとうございます~)
上の画像は横哲さんご提供。ちょっと不鮮明だが、要はハンドル中心線に平行に取り付けてある。
ナイフメーカーバイスの様なものを使って水平に固定して、ドットホックの外径に合った段付きドリルで穴をあけるそうだ。
そのためドットホックは前側が飛び出て付いている。なるほどラブレスの本物はそうなってんだな。平行でないとシースのドットホックにはまらないだろっていうけど、革だから大丈夫でしょw
もとになったジェスホーンの画像①、画像②を見る限り、ドットホックはハンドルにほぼ面一に取り付けられている。この部分のハンドルは寸法としては前すぼみに微妙にテーパーになっている。
自分の場合は予めタングを座繰っておいて、スペーサーで調整するつもりでいた。
面一にするためにはテーパーにしたスペーサーを入れればいいのだが、模式図としては上図の様になる。
ネジはタングに切ったネジに垂直に締まるので、ドットホックの前側にネジ頭と隙間ができてしまう。押してるうちはいいが、引き抜きを繰り返すとガタが出てしまう。
しかし都合のいい事にドットホックの穴は画像の様に、穴を打ち抜いた捲れが出来ている。
ネジを締めるとこの捲れが潰れてドットホックはテーパー面でも確実に固定できるのだ。
なんでスペーサーにステンレスナットを加工したものを使ったかと言えば、樹脂ではスペーサーが潰れてしまうからなのだ。金属であり錆びにくい事を考えてステンレスナットを加工した。真鍮やニッケルシルバーだと硬さ的に微妙なので、結果としてはこれで正解だったと思う。ちなみに一度締め付けたドットホックは外してしまうと再利用できない。
だけどこれが面白いんだなw
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