元ネタはこれ。
たまたま図面を見る機会があって、それを元に外形を作った。
ブレードはRWL34の2.6㎜厚を使って、熱処理は低温焼き戻しにした。
ヘアラインは1000番で引いた。
ジェス・ホーンのオリジナルはブレード厚は2.4㎜を僅かに欠ける程度の様だ。
ボルスターとピンとパイプはニッケルシルバーを使った。
ペーパーマイカルタはデッドストック物で、表面がいい具合に焼けていた。この焼けが残って面白い色合いになった。磨いて艶も出て質感が非常にいい。
鎬のなくなった辺りからブレードバックが面取りされて丸められるのも面倒だった・・・
この大きさだと、案外このハンドル形状も使いやすくていい。
ボルスターは800番でヘアラインを引いた。
結果的にはこれでよかった様に思う。
実用できるホーンのモデルがコンセプトの一つでもあるので、使いやすくていいのではないだろうか。
ファーター系はフラットグラインドの場合、どうしてもブレードベベルが鈍角になるが、ジェス・ホーンの削りだと基本平造りなので、実用に使っても案外切れていいと思う。
元々薄いマイカルタなので。厚さを稼ぐ意味もあって薄いエビ茶色のスペーサーを挟んでいる。このペーパーマイカルタは良かったので何枚か確保したが、薄いのが難点だ・・・
ボルスターとピンとパイプはニッケルシルバーを使っている。
たまたま5㎜径のニッケルシルバーのパイプを持っていたので使っているが、ジェス・ホーンはアルミのパイプを使っているらしい。そのうちニッケルシルバーのパイプの手持ちが無くなったら、自分もアルミに代えようと思っている。
以前はコの字に溝切ったヒルトとして作ったが、今回は貼り合わせのボルスターとした。
ボルスターは強度的にどうか?というのがあったが、これでも問題はなさそうだ。
ポイントが非常に薄いので高負荷な使い方はできないが、案外実用に使ってもいいと思う。
釣った魚の腹出しなんかにいいか?
鳥猟なんかにも意外といいかもしれない。
フォールデングナイフは内部に汚れが入ると始末が悪いが、フィックスド化すればそれを気にせず使えるだろうってのも、Neo Stiff Hornのコンセプトの一つ。
折り畳みナイフはコンパクトになるのが利点だが、シースナイフでも小さく細身ならば携帯には不便はない。
ジェス・ホーンのモデルは案外使い勝手がそうだから、このシリーズは続けてみようと思う。