2021年1月31日日曜日

今年のみかん

親戚からみかんを貰った。今年はどうしようかと思っていたが、先日採っておいてくれたので貰ってきた。

という訳で、今週は猟を休んでみかんジャム作りになった。


皮剥いて千切りにする。このみかんは生で食べても甘みがなくて美味くないんだな・・・w


実は房を剥がして取り出す。ミキサーにかけてみかんジュースにする。
この作業が一番めんどくさい・・・


千切りの皮とミキサーで作ってジュースを混ぜて、みかんの半分の重量のグラニュ糖を入れて煮込む。


弱火で煮込んでいくと、あるところで透明感が出てくる。こうなると出来上がり。

湯煎したビンに詰めていく。




 出来上がり。

二回に分けて作ったが、丸一日掛かってしまった。
みかんジャムは材料費安くていいのだが、あんずなどから比べるとえらく手間が掛かるw


貰ったみかんの中にネーブルみたいのが何個か入ってた。密度があって何故か重い。
これは甘くて美味かった。
そういや何かみかんの苗木を植えたって言ってたっけ。

他には柚子とレモンが入ってた。
柚子はいいとしても、レモンなんて埼玉でも採れるんだな・・・w


2021年1月28日木曜日

磨き方

ブレードの研磨の仕方について書いてみる。

自分の場合はバーキングで粗削りのあとは、鉄工ヤスリで「セン掛け」といってるが併進法で切削してブレードを形成している。

鉄工ヤスリの切削のあとは研磨の工程になるのだが、先ずはダイヤのヤスリで鉄工ヤスリの目を消していく。最近だと油目の組ヤスリを掛けているので、先ずは400番のダイヤヤスリを掛けて、その次は1000番を掛ける。

電着ダイヤヤスリは研磨というより切削に近い特性だと思う。表示の番手は耐水ペーパーの番手の半分ぐらいの気がする。


ダイヤヤスリの次は耐水ペーパーを掛けるのだが、その当て板には3㎜厚の鉄板を約15㎜幅にしたものを使う。フラットグラインドなのでこれでベタで磨く。
鉄板の当て板で面に当たるのか?って聞かれる事があるけど、ペーパー自体の厚みの撓みでその心配はない。
撓みで面は僅かにダレるのだが、それは許容している。逆に撓み以上にダレない様に注意して磨いている。
撓む当て板を使うと面は必ずダレる。面に当たらないからといって木やゴムを使うのは駄目だ。
ダイヤの後は耐水ペーパーで800番⇒1500番⇒2500番と掛ける。
自分は研磨には日研の耐水ペーパーを使っている。日研は砥粒もいいが、何より台紙の質がいい。
最終のヘアラインはノートンの2500番で引いている。ノートンは台紙が柔らかくて自分の様な研磨の仕方には向かないのだが、研削力が強いのでヘアラインを引くのに使いやすい。感じとしては日研の番手よりノートンの方がやや低い様に思う。
研磨はペーパーを15㎜幅に切って使っている。
ヘアラインはその半分かやや狭い幅にして使う。
ダイヤもペーパーも水研ぎで使って、場合によって適当に粘度のある中性洗剤を潤滑に使う。
錆びる事を考えたら油を使った方がいいのかもしれないが、始末が悪いので水を使っている。
以前は研磨が終わるごとに水分を取ってWD40の様な防錆剤を塗布していたが、まれにピンホールの原因になるので使うのをやめた。あの手の防錆油は水分の間に入って防錆すると謳ってはいるが、研磨痕の谷間に入った水分には潜り込むことが出来ず、表面に油膜ができる事でかえって腐食の原因になる様だった。
今は研磨が終わるごとに水分をふき取り、ドライヤーで乾かす事にしている。ステンレス鋼だとこれで十分の様だ。

磨く方向は絵の様に三方向で番手により変えていく。
前の目を完全に消すのが基本。磨く方向を変える事で前の目を確認しやすい様にする。
ペーパーの番手を大体倍ごとに変えるのも、前の目を確認しやすいから。
倍々に変えていくのは研磨量を最小限にしてダレを抑えるためもある。
面ダレは磨く方向にも原因がある。斜め方向に磨く時は押す側の方がダレやすい。Cの方向で磨く時、エッジ側がダレやすい。逆にBの方向だとブレードバック側がダレやすい。
最終的に2500番でヘアラインを引くので、1500番はBの方向で、800番はCの方向で掛けている。
番手の低いペーパーは撓みやすくダレやすいので、ダレても目立ちにくい様に800番はCの方向としている。エッジ側は最終的に小刃を付けるので、ダレても目立ちにくい。
番手を倍ごとに変えて傷が消せるのかってのもよく聞かれるが、番手を細かく変える事を考えると手間はそれほど変わらない。

研磨にはアルミのアングルを固定して使っている。
ヘアラインもこの台に手を添えて引いている。

基本中の基本なのかもしれないが、研磨の状態は必ずルーペで確認する。
最終的に磨き残しは肉眼で見えなければいいのだが、そのためにも20~30倍程度のルーペで見えない様にするべきだと思ってる。
出来上がったナイフって基本的に雰囲気を楽しむもので、ルーペで観察するものではないのかもしれない。しかし少なくとも肉眼で磨き残しが見えてしまうのは駄目だと思う。
これはブレードだけでなく、ハンドルにも言える。とくにタングの露出した部分の磨き残しはあっては駄目だし、こういった部分もヘアラインをしっかり引きたい。
シースへの出し入れで傷はつくものだが、磨き残しはあってはいけないと思ってる・・・
 

2021年1月25日月曜日

家ヌコになった

工場長のめいは、すっかり慣れて家ヌコになってしまった。

最初のうちは引き戸を開ける事が出来なかったが、二週間過ぎた頃になって開ける事が出来る様になった。工場にいた頃は開けられる戸がなかったからな・・・


何故か動物の出てるテレビはお気に入り。初めのうちは、テレビの裏側に行って確かめてたw

じゅんは全くテレビには関心がなかったので、この違いには驚いた。

夜になるとお袋様の布団の中に入ってくるらしい。じゅんは布団の中には絶対入らなかったんだがな・・・猫も性格が大分違うもんだなw

日中は工場に連れて行って、今まで通りに工場長をやってもらってる。

ご近所の人気者だからなw



 

2021年1月24日日曜日

今日は中止・・・

今日の猟は雪で中止になった・・・


折角なので雪道で遊びながら猟場の周辺を見て廻った。

ちびたスタッドレスだが、まだ案外使える。逆ハン切りながら横向きながら走るのも面白いw

猟場の下側を見てきたが、獲物の足跡は全くなかった。何処行ったんだ・・・?

昼前に帰ってきたので、午後にちょっとだけ作業した。
ハンドルの準備する・・・




 ちょっとだけ削った・・・

まあこんな日もあるさw

2021年1月18日月曜日

難しい・・・

昨日の出猟。この日は人数が少なく犬もいなかったので、下目の猟場を小さく囲む事になった。今回もタツマをやった。

前の晩に降った雪が木の枝に付着して樹氷の様になっていた。タツマでは見通しが効かないし、勢子も歩くのが大変な事になっていた。

タツマの配備中にあちこちから「ピーッ」と鹿の声が聞こえた。入ったタツマは見通しが全く効かず、仕方がないので獲物が来そうな筋(獣道)がいくつか見えるところに陣取った。

勢子が動き出すと「新しい寝屋がある」とか「あっちに向かってる足がある」とか無線で聞こえるが、中盤すぎても獲物の気配は全くない。

勢子が近くまで来て終盤に差し掛かった頃に上のタツマで「後ろから来てる~、警戒しろ!」と無線が届く

振り返って警戒するが、何時まで経っても現れない・・・どこ行った?

結局何も獲物は来なくて、最後になって下のタツマで発砲音が聞こえて「小さいの獲れた~」と無線が入る。なんとかボウズにはならなかったw

解除になって組長が下りてきて「あれ、こんなとこ抜けてるじゃん」と自分のいたタツマの前の方を指した。後ろか来てるって時に通って行ったらしい・・・音も気配もなかったんだけどな・・・不思議だw



 獲れたのは小さ目の雌の鹿だった。

もうこの時期は餌が少ないらしく、胃の中は木の皮が混じって茶色くなってた。餌が豊富な時は笹の葉が多くて青いのだが。さすがに雪が多くなってきて餌も取りにくくなってきたのだろう。
獲物は猟場の下の方に降りてきて、群れになって結構な数はいる様だ。しかし人数が少ないのと犬がいないと、やはり囲いきれない。
ここ数年の大規模な倒木被害で、山中の獲物の行き来も様変わりしたのも、作戦が立てにくい原因にもなってる。
猟期も終盤になるが獲れる事を期待したい・・・

2021年1月11日月曜日

獲物はいるけど・・・

昨日の出猟。

山の中は雪が多くなってきた。高い所は結構積もってた。昨年は雪が少なかったが、今年は例年並みな感じだ。

この日は人数が少なかったので、小さく囲ってやる事になりタツマをやった。

タツマの配備が終わって勢子が動き出すと、あちこちの勢子とタツマで獲物の目撃があり、銃声も聞こえてきた。

しかし自分のところには、なかなか獲物は現れない。眠たくなってウトウトしていると、ガサガサと音が聞こえて気が付く。

見ると斜面の下50m程のところを右から中ぐらいの雌鹿2頭が小走りで来た。逃げてきた様だが後ろにワンコはいない。

スライドを送って薬室にレッドバードのスラッグを込める、立木が間にあって狙いにくかったが、先頭の鹿の腹に照準を合わせて引き金を引いた・・・

しかし鹿は止まらない。二の矢は27粒、三の矢は9粒のバックショットを込めていた。距離的にも間に立木があって無駄とは思ったが、二発続けて撃ってみた。やっぱり止まることなく鹿はそのまま左に行ってしまった・・・

下のタツマに鹿二頭行った事を伝えるが、反応はななった。切られちゃったか・・・

終盤に差し掛かっても「尾根の上に猪3頭行ってる!」とか「7、8頭の鹿の群れが下りてってる~」と無線で聞こえてきた。しかしタツマで鹿一頭でこの日は終わった。人数少なかったのがなんとも・・・



解除になってから自分の撃った場所まで行って確認してきた。

よくよく見ると血痕が所々に落ちていた。

足跡を辿ってみたが、座り込んだ跡がなくそのままずっと続いていた。どうも致命傷にはならなかった様だ。初矢のスラッグが中った様だが、状況からしてかすった程度だったのかもしれない。残念・・・


作戦参謀が見切りの最中に仕留めた鹿を回収に行った。
雪がえらい積もってる場所で、丸のまま引き上げるには難しので現場で解体して回収した。
この日は鹿2頭獲れた。
猟仲間が使ってる安さんのドロップ
ハンドルがいい色合いになってきたなw

 

2021年1月5日火曜日

3.5incドロップ

3.5incドロップ出来た。


ブレードは銀紙3号、3㎜厚を僅かに削り抜いたが、実質そのままの厚さで使った。この方がベベルストップが整形しやすいし、きれいに作れていい。久しぶりにこのやり方で作った気がする・・・


ハンドルはタンリネンマイカルタを使った。ほぼ元の厚さを目いっぱいに使ったので、ハンドル中央から後端にかけてはボリュームがある。前端を絞って後半にボリュームを持たす整形が自分の好みだ。

フラットグラインドなので3㎜程度で十分かもしれない。
鋼材の種類を抑えるために3.5~4㎜程度の鋼材を削り抜いて使っているが、大きく削り抜くのも手間だし無駄も多いい。
4inc程度までなら3㎜厚でもタングの強度は十分だ。
シースは標準的にダブルステッチで。
ダブルショルダーのヌメ革は銀面の強度があって、使い込んでもヘタる事がなくていい。

自分の使ってるドロップと比較。
使ってるドロップは数㎜大きいのだが、ちょっと大きすぎる感がある。
このわずかな違いが使い勝手が変わってくる。ドロップはこのぐらいの大きさがいい様だ。
同じタンリネンマイカルタだが、焼けてくると大分色合いが変わってくる。
シースと共に経年変化を楽しめると思う。
 

2021年1月2日土曜日

初撃ち

射撃に行ってきた。

毎年恒例の撃ち初め。標高と気温が猟場に近くて命中調整にいい射場だ。


50m膝撃ち。20inc平筒銃身アイアンサイトの12番レミントン870。

右下だけフィオッキのブリネッキで、あとはレッドバード狩猟用スラッグ。一つの的に3発づつ。

いつもはカレンダーの裏に十字の大きな印をつけてやっているが、たまにはと的紙を使ってみた。

アイアンサイトだと、的の黒丸が照星とほぼ同じに見えて微妙に狙いにくい・・・

バラつきが大きいのはそのせいみたいだ。大十字だと上下左右が分かりやすいんだなw

ブリネッキはレッドバードより若干上より着弾するみたいだな。


トラップも2ラウンドやってきた。

左右に振られると中らないw

トラップは真っ直ぐだけやりたい・・・



 毎年この時期は天気がいい。富士山がよく見えた。

しかし雪が少ないな・・・

猟期も半分終わってしまった。後半戦で獲れる事を期待したいw