2025年2月16日日曜日

猟期終了


 昨日が最後の出猟。
解禁日と同じ場所で入ったタツマも同じだった。
この日も景気よくあちこちで銃声が聞こえた。
自分のところでも序盤に五六頭の雌鹿の群れが出てきた。
タツマは見える範囲は広いが、ほとんど立木と枝越しになってしまい撃ちにくい。
妙な獣の声とガラガラ音がして、出てくるのに気がついた。羊が鳴くような声で、あんなのは初めて聞いた。
撃てるところまで出るのを待った。この日はサコーのボルト銃でスコープは最低の3.5倍にしてた。
先頭の雌鹿が丸々スコープに入ったところで引き金を引いた。
走り出す鹿の群れに狙いがついたものに次々撃っていくが、途中慣れないボルトの操作に手間取る。閉塞しきれず弾が出ないw
群れは目の前を通りすぎて行った・・・

その後暫くは獲物は出なかったが、時折ガラガラと聞こえて、どこかにこずんでいる様だった。
終盤近くになり勢子が近づいてきた頃に、ガラガラと雄鹿の群れが出てきた。立ち木と藪越しでよく見えない。向こうの小尾根の手前で距離は100mはないが、ちょっと遠い。
藪越しであるが鹿の姿がはっきりしたところで、駄目もとで撃ってみた。
走って谷を下りはじめた。狙いがついた鹿に撃っていく。一頭が斜面を転がり落ちて、もう一頭が転んだ様に見えた。

群れが消えて暫く様子を見ていると、ガラガラと音をたてて、でっかい角の鹿が一頭出てきた。
いいところに出てきたところで狙いを付けて引き金を引いた。スコープには丸々入っていた。止まっているなら頭を狙ったが、歩き続けていたので仕方がない。
鹿は走り出す。目の前を抜けていく鹿に次々撃った。
本来鹿が通らないところに行ったので半矢になったか?
下のタツマに無線で伝えるが掛からなかった様だ・・・

持ってきた弾を撃ち尽くしたので、解除前だったが撃った獲物の確認に行く

終盤に撃った場所まで行ってみた。
ちょうど勢子がその上に出てきて「ここに赤(血痕)がある」と言う。
撃った場所より大分上だ。半矢で行ってるかもしれないから、つけて行ってもらった。
勢子が小尾根を越えてちょっと行った先で鹿がうずくまっていたらしい。
留矢を撃とうとしたら、飛んで行ってしまったそうだ・・・

自分は下に転がった鹿を探しに行った。
若い雄鹿を見つけた。とりあえず一安心・・・

と思いきや、その近くに雌鹿が!

二頭見つけてさらに一安心と思ったら、またその近くにもう一頭雌鹿があった!!
この三頭の回収だけてもえらい事なので、半矢を追う勢子には諦めてもらった。

最後に撃ったでっかい角の鹿も確認に行ったら、やはり半矢になっていた。
スラッグから比べてライフルは格段に中る様になったが、半矢で逃げられてしまう事も多くなった・・・

しかし何で三頭なんだ?
状況からして雌鹿二頭は、どうも序盤の群れのものだった様だ。
終盤に転んだ様に見えたのが、勢子が追った鹿だったのだろう。


三頭の鹿は解体して半矢を追ってくれた勢子と、したのタツマと自分の三人で回収した。
雪もほとんどなく山も険しいので、回収は難儀する。
足場が悪くて現場での解体も大変だ。

この日は鹿7頭とでっかい雌猪が一頭獲れた。
猪は蹄の先が白いので、イノブタの血が濃い様だ。

 
懐かしいセミスキナーを見た。
両仲間の形見。
鉄工ヤス作ってた頃のだから貴重だなw

今猟期も事故なく豊猟で終わる事ができた。山の神様に感謝!

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