2023年4月25日火曜日

小ナイフ



2.5inc小ナイフ、2本出来た。


ブレードは武生の亡くなった浅井さんが打ったR2。

包丁の端材二枚をフラッシュバットで熔接して作ってある。熔接後に片方を槌目を入れて、焼鈍してあるらしい。結構手間が掛かている。

芯金は武生特殊鋼のスーパーゴールドⅡなので、よく切れて長切れする。

手前のは間違えて槌目の入ってない方をブレードに使ったが、案外これもいいかもしれないと思った。


ハンドルはブラックキャンバスマイカルタのブロックで、タングを差して接着しただけで、あえてピンなどでは固定してない。この程度の大きさで、元々手荒に使う用途ではないので割り切った作りにしている。


ブレードは2.5㎜厚。ガラスビーズのブラストを掛けたあと、コンパウンドで磨いた仕上げになってる。


フォールディングナイフ的な軽快感になる様に、ハンドルは全体的に薄く整形してある。

ヒルトとソングホールはニッケルシルバーを使った。


小さいナイフだが、シースはしっかりした物にしたい。
ポケットに突っ込んでいても安心できる。気軽に使ってもらえると嬉しい。
 

2023年4月8日土曜日

久しぶりに撃ってきた

昨日は射撃に行ってきた。
猟期中一回しか撃っ機会がなかったので、久しぶりな気がする。

照準のズレを確認したい。
100mmの委託で先ずは308のサコーのボルトで。

3発取り敢えず撃つ。弾は155グレインのラプア射撃用の308。
一発目が左上のとんでもない所に行ったが、多分銃身内の油分が取りきれなかったからか。

もう3発撃った。
ちっとバラつくな・・・

30-30ウィンチェスターM94で、同じく100mmの委託。

150グレインのフェデラルの30-30、5発撃つ。
ここの射場だと射座の照明と的の明るさの差があって狙いにくい。100mだと、こんなもんか。

サコーボルトで50mの委託。
弾は155グレイン、ラプアの射撃用。まあこれならいいか。

猟期中に買ったノルマの射撃用308を試してみる。

4発撃った。
これ何グレインなんだっけか?
射撃用だけあって、よくまとまる・・・?

同じく猟期中に買った長期在庫の謎弾w
165グレインの猟用なんだろか?

ややバラつきが大きい。
下目に着弾してるのは弾速が遅いから?

ウィンチェスターM94で50mを座って両膝に肘を固定して撃つ。
弾はフェデラル150グレイン30-30。
バラつきが大きさな・・・
言い訳をすると、やっぱりアイアンサイトが見にくい。

久しぶりに870でスラッグも撃ってみた。
5発撃ったら嫌になってやめたw
写真撮り忘れたが、やや左寄りに手のひら程度にまとまってた。
ウィンチェスターの方がバラつきが大きい。慣れの問題かもしれないな・・・

いつも思うのは、この駐車場の広さ。ちょっとしたサーキットができそう。
200m程度の射場もできそうだw
 

2023年2月21日火曜日

金柑ジャム

金柑を貰った。ジャムにしてみよう。
水洗いしてから熱湯にざっと漬る。あくが取れるらしい。

どの程度に切ればいい?
面倒なので1/4に切って種を取った。

金柑は460gほどだったので、グラニュ糖は230g入れた。
弱火で煮込んでいく。

この時点ではまだ形が残っているが、そのうち煮崩れてとろみが出てくる。

湯煎した瓶に詰めて出来上がり。
酸味と苦味がなく癖がなくていいかもしれない。
強いて言えば、もっと細かく切るべきだったw

2023年2月15日水曜日

最終日

今日15日が猟期終了日だが、この前の日曜日の出猟が自分にとっての今猟期最後になった。
二日前に降った雪が結構積もっていた。
いつもとちょっと変則の攻め方で、よく知るタツマだった普段の逆方向を見張るので、なんだかやりにくかった。
タツマに行く間に鹿が出たが、銃カバーを外して弾を込める間もなく逃げられた・・・

タツマのみ張る範囲は結構広かった。
途中鹿が見えたので狙いを付けてみる。この日はサコ―のボルトを持って行ったので、スコープが付いていて遠距離でも狙えそうだ。
200mはないけど150mよりありそうだ。木の陰で今一姿が分からない。
最低の3.5倍にしていた倍率を10倍にしてみる。中りそうな気はする。
立木から出てくるのを待った。ゆっくりと歩きだす。
丸々と見えたとき気が付いた。首と足がやけに短い。こりゃカモシカだw
カモシカは真っ黒のが多いが、これは結構白くて遠目には鹿の様に見えた。
なんだかな~、と思って目をそらせたらその瞬間何処かに行ってしまった・・・
結局その後は獲物は来ず、これで終わってしまった。
この日は鹿2頭と猪が1頭獲れた。



 今猟期も事故もなく無事に終わった。
山の神様に感謝しよう・・・

2023年1月16日月曜日

やっと撃てた

昨日の出猟。この日は比較的標高の高い所の猟場をやった。
この時期には珍しく暖かい。霧が出ていて見通しが効きにくい。
斜面を見下ろすタツマに入る。獲物は横切るか向こうから登ってくる。
タツマの配置が終わり勢子が動き出す。しばらくして勢子の一人が鹿を見つけて発砲した。距離は遠かったが、中ったらしく鳴き声がしたという。近くのタツマにいた組長も聞いたというので間違いはないだろう。しかし追ってみるが姿は見えなかったらしい。
暫くは獲物の気配もなかったが、時折ガサガサと音が聞こえる。しかし霧が邪魔で全く見えない。
また暫く待っていると、不意に気配を感じた。撃てる準備をして構えていると、下の方の霧の中に鹿の影が見えた。

50mぐらいだろうか。ゆっくりと左から来て横切ろうとしている。
正面の立木の向こうで一瞬止まって首だけ出した。警戒している様だ。
もうちょっと出たら撃とうと待つ。ゆっくり進みだして、姿が完全に見えたところで引き金を引いた。
瞬間鹿は方向を変えて斜面の下に向かった。二の矢を撃った。以前持っていた410番のレバーアクションは引っかかって二の矢が撃てない事があったが、30-30の本物(?)は滑らかに排莢装填ができた。やっぱりいいなw
しかし鹿は走って行ってしまい、霧で見えなくなった。初矢は中ったのは分かった。いつもの癖で、一番中心の腹を狙ったのがいけなかった。落ち着いて首根っこでも狙えばよかった・・・
すぐにでも確認に行きたかったが、霧がたちこめていたのでやめた。

引き続き警戒していると、すぐ上のタツマから盛大に銃声が聞こえた。
猪が4頭程列になって出てきたらしい。悲鳴が聞こえたとの事で一頭には確実に中っている。
勢子も来たのでタツマと一緒に血痕を辿ったが、結局見つける事は出来なかった・・・

撃った鹿はどうなった?
勢子が来たので見てもらったら、自分が撃つ手前に血痕があるとの事。どうやら序盤勢子が撃ったのが中っていたらしい。

勢子と行き会って自分の撃ったところから血痕を辿ったら、50m程下の方に落ちていた。
撃った時は雌鹿だと思ったが、小さな角の若い雄鹿だった。
よく見ると三つ弾痕があった。勢子の12番のスラッグはお尻の方に中っていて、致命傷にはなってなかった様だ。
自分の撃った初矢は狙い通りに腹の真ん中に中っていた。二の矢は下腹に中っていた。散弾銃の頃は逃げる鹿を撃っても中ったためしがなかったのだがw


斜面が急で丸のままの回収は大変なので、現場で解体して回収した。
解体中に気がついたが、片方の後ろ足の先がなかった。くくり罠に掛った事があるのだろう。傷はきれいに治っていた。

今猟期初めて獲物を見て、発砲できたのも初めてだった。
ダミーカートリッジで回転の具合は分っていても、実際連発で撃った事がなかったので排莢装填がちゃんとできて安心した。射場は基本一発づつしか撃てないので、連射の具合が確認できないのが不便だ。
下のタツマの話では「30-30は音が軽いな。410みたいだw」との事だった。30-06などから比べると、大分威力が小さいのかもしれない。「しかし連射は速いなw」とも言っていた。ボルトでは連射できるか不安だ・・・次はサコーの308を使ってみようw

2023年1月12日木曜日

CV134を使って分かった事



この前使ったCV134は色々と面白い事が分かった。
 

V含有の多い鋼材は真空炉だと硬さが十分に出ない事は以前考察した。気体冷却では冷却速度が間に合わないためと思われる。
これはもしかしたら粉末鋼固有の問題なのかもしれない。今回CV134をはじめて使ったが、V含有量が多いにもかかわらず、硬さは真空炉でも十分に出ている様だった。炭素量の影響もあるが、それでもC/Vの比率でいったらSPGⅡの方が大きい。単純に炭素量が多いからという訳でもでもなさそうだ。

高合金の溶製鋼は一次(共晶)炭化物の問題がある。

大抵の粉末鋼は組織観察すると3μm前後の炭化物が均一に分布している。自分はこの炭化物が溶製鋼における一次炭化物に相当するものだと思っていた。
しかし観察していて粉末鋼は熱処理時にこの炭化物が固溶して小さくなっている事が分かった。
粉末鋼の場合は溶製鋼の様な一次炭化物と二次(共析)炭化物の明確な区別がないのかもしれない。


先の考察の通りV含有量が多くなると臨界冷却速度が速くなるのは、Vの炭化物傾向が大きい事が原因になっている。冷却速度が遅いとVと炭素が結びついてVの炭化物が析出するからだ。
析出には種になる炭化物があると促進される。粉末鋼の場合、均一に分布した炭化物が核になって析出しやすいのだと思われる。基地中に固溶した炭素が食われるので、硬さが出にくくなる訳だ。
溶製鋼のCV134の場合、Vの炭化物は大部分が一次炭化物として存在するので、冷却速度が遅くても核にならない。したがって基地に固溶した炭素が食われる事がないので、十分な硬さが出るのだと思う。

粉末鋼ってのは焼入れの熱処理に際して炭化物の固溶はしやすいが、冷却時には析出のしやすいものなのかもしれない。

固溶のしやすさでいうとATS34よりRWL34の方が同一条件で熱処理した場合、硬さがHRcで1~2ほど高くなる。焼入れ性がいいといえる。V量が少ない粉末鋼は大方この様な特性があるみたいだ。

Vなどの炭化物傾向の大きい合金元素を含む粉末鋼は注意が必要な事が分かった。おそらくWやNbなども多く含むと同じ様な問題が出てくると思われる。これら炭化物傾向の大きな元素を含有する場合は、焼入れのオーステナイト化温度を高くする必要もある。

究極的にはソルトバスを使って冷却は油冷を指定してやればいいのかもしれない。
しかしS&Rの様な削り出しでは、油冷した場合大きく歪むので、あとの加工が厄介になる。
歪みを見越して厚く残して、熱処理後に削って調整するか?・・・しかし研削熱が掛かるので低温焼き戻しの場合はいい事がない様に思う。

ナイフ鋼材オタクのブログには電気炉を使って「プレートクエンチ」というアルミ板に挟んで冷却する方法が書かれている。おそらく冷却速度は空冷と油冷の間ぐらいになるのだと思う。
熱処理条件を自由に設定できるのも魅力だが、設備費を稼働費を考えるとどうなんだろうか・・・結局のところサブゼロ付きで2時間二回の高温焼き戻しをやる真空炉の熱処理が、1本千円ちょっとでやってもらえるのは格安なのかもしれない。

硬い炭化物がジャリジャリ入った鋼種ではあるが、D2などよりは硬さもあって靭性にも有利なのかもしれない。
繊細な刃付けは無理かもしれないが、タフな鋼種というのは確かなんだと思う。

2022年12月30日金曜日

ラムユーティリティ



ラムユーティリティ二本出来上がった。
猟仲間の使ってるラブレスをもとに作った。

大きさは約3.25incある。
ラムユーティリティって小さいイメージがあったが案外大きいんだな。

ニッケルシルバーのヒルトとホールパイプにインチサイズのラブレスボルト。
ハンドルはどちらもグリーンマイカルタでエビ茶色のスペーサーを挟んだ。
キャンバスマイカルタはいつも使う目の方向と逆に使った。この方向だと等高線がはっきり出ないので、成形がやりにくかった。

No.165が3.4㎜厚のRWL34で2.8に削り抜いた。
No.166は3mm厚のCV134をほぼそのまま使った。
RWL34はいつも通り2500番のヘアラインだが、CV134はそこまで磨けなかったので1500番のヘアラインとした。案外1500番のヘアラインもいいと思った。

ラムハンドルは工業デザイナーのトーマス・ラムがデザインしたものらしい。
インプルードハンドルやガーバーのアーモハイドなんかもそうらしい。これらのハンドルは癖のあるデザインだが、案外使ってみると手に馴染むから絶妙だ。

このラムユーティリティはハンドル背側の盛り上がりが特徴なのかもしれない。微妙な反り加減が手に馴染む。

シースはシングルステッチでもいい様な気もしたが、元になったラブレスに習ってダブルにした。
もとよりコピーのつもりはないので、自分なりの考えで作ってある。

折角なのでラブレスと並べてみた。
正確にコピーした訳ではないので、微妙な違いはある。
ラブレスは憧れではあるが、自分にとっての絶対的な理想ではない。
ラブレスのテイストを生かして、自分なりに使いやすいナイフが作れればと思っている。