2023年11月16日木曜日

猟期はじまり

昨日は猟の解禁日だった。
ここ数年、持病(?)の痔の調子が悪くタツマをやらしてもらっているが、今猟期もタツマになりそうだ。一昨年手術をしたのだが、今年の春にまた再発したw

今回入るタツマはM870サコ―のボルトを貰った猟仲間専用の場所だった。足の調子が悪く、今猟期から行きやすいタツマにするそうだ。
「あのタツマは必ず来るぞ」との事。別の猟場でこの猟仲間のタツマに入った事があるが、確かによく獲物が出るところだった。この猟場でも期待できそうだ。

今回の猟場は沢と尾根に一列にタツマを張って、山の上を見て左手より勢子が攻める作戦。自分の入ったタツマは背後が急峻な岩肌で、斜面の下を見張る格好になる。地形からして獲物は右手下から来て左上に抜けていくはずだ。

ここ数年そうだが、解禁日は晴れると案外暖かい。風もなく穏やかな日だった。
タツマの配備ができて勢子が動き出す。ふいに物音が聞こえて、そちらを見るとリスが走り回っていた。リスを見ると獲物が出ない事が多い。
今日は駄目かいな・・・と思っていると、右下の方からガサガサ音がしてきた。
メスの鹿が一頭ゆっくり歩いてくるのが藪越に見えた。
この日はウィンチェスターのM94を持ってきた。木があって狙いにくいが、落ち着いてオープンサイトの照星と照門を鹿に合わせる。
立ち木が切れたところで引金を引いた。止まらなかったのでやや前目を狙った。消炎越しに鹿が倒れるのが見えた。距離は40m程度だった。
とりあえず鹿一頭を確保できた。勢子はまだ遠い位置にいたので、おそらく下から入ったタツマを気取って上がってきたのだろう。自分は上から入る組の一番下のタツマだった。

その後は何度か気配を感じるものの、獲物の姿は見られなかった。
勢子が近づいてきた頃にすぐ下のタツマ(下の組の一番上のタツマ)が発砲した。「そっちに行くかも」と無線が来る。
警戒してると右下の方から真っ黒いのが来た。一瞬カモシカかと思ったがオスの鹿だった。
左に抜けようと小走りに来た。立木が邪魔でなかなか狙えない。立木が切れたところを狙って引金を引いた。ちっと遠い、60ⅿぐらいか。でも中ったと思ったのだが、鹿は反転して戻って行った。
見えなくなってしばらくしたら、下のタツマでまた銃声が聞こえた。様子を見ていると、またさっきの鹿が現れた。
今度も同じ様に来て同じ様に撃ったが、また同じ様に逃げてった・・・
しかしよく見てると立木越しに沢の底の方で立ち止まってる様に見えた。もしかして半矢か?とも思ったが、タツマからは遠く追う訳にもいかなかったので諦めた。

解除になって見に行くとまだ生きがあったので、仕方なく暴威ナイフで止め刺した。
弾は左肩から入って右に抜けていた。両方の肩甲骨は砕けて、背骨の一部も砕けていた。
中ぐらいの鹿で、脂が乗って肉質はよさそうだった。
引き上げるには難しい場所だったので、途中まで引き落として現場で解体して回収した。
この日獲れたのは、結局この鹿一頭だけだった。一頃から比べると鹿の数は大分減ったみたいだ。
しかし必ず出るぞと言われていたので、外さなくてよかったw
今猟期も事故なく安全に楽しみたい。



おまけ。
猟仲間が「これカスタムの作りだけど、誰がつくったのかな?」と持ってきた。
これって石塚正貴さんのじゃんw
なんでもリサイクルショップで1000円で売ってたんだとか・・・

スタッグが今一だったりヒルトの整形も何だなぁってとこはあるが、作りはとてもいい。とくにヘアラインがきれいに引いてある所に注目した。
今こういう感じに作る人って非常に少ないよな・・・

KNIGHTってロゴを知る人も少なくなってるのか?
他に売ってたファクトリーのナイフはいい値段が付いていたとの事。
もったいないなw

もう一個おまけ。
猟仲間が使ってる安永さんのドロップ。
ハンドルのタンキャンバスマイカルタの表面が、いい感じに風化してきた。
中の繊維が表面に微妙に出てくる。こうなると手触りがとてもいい。
マイカルタは使い込む楽しみがあっていいねw

3 件のコメント:

  1. KNIGHTぢゃんか!! え??1K???

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  2. 忘れ去られているんだな
    ま、良いんだけどw

    何時か捨て値で入手出来るかもだし

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