ジェスホーンのNYSPのつづき。
ブレードを削る。
先ずは罫書線を入れる。切削の基本は罫書線にある。正確に引く事で正確な切削ができる。
基本は鉄工ヤスリ。多少手間はかかるがベルトの消費が抑えられていい。
この辺のやり方は
以前の記事を見てくださいw
表面の切削終了。
必ず片面づつ削る。そうしないとフラットグラインドは基準が分からなくなってしまうから。これって重要w
裏面も同じ様に削る。
スエッジとバックべベルを削る。
先ずは罫書線を入れる。
面積が狭いので鉄工ヤスリで削る。バーキングの段取りするよりは手っ取り早いw
バックべベルはテーパーにせずに削り抜いたので、スエッジとのつながりはあまり悩まずに済んだ。
ここも基本片面づつ削る。
鉄工ヤスリの切削の次は研磨になる。
先ずは電着ダイヤヤスリを使う。
200番から600番程度まで掛ける。電着ダイヤは研磨というより切削に近い。
ダイヤの番手はその半分程度の番手の耐水ペーパーに近い気がする。
電着ダイヤは砥粒が潰れたり遊離する事がないので、ペーパーの番手より傷は深くなる。
耐水ペーパーを掛ける。今回は600番から1000番まで掛けた。
耐水ペーパーは隣り合う番手は砥粒の大きさが重なり合うので、大体倍づつ変えていけばいい。その方が磨き残しも見つけやすい。
番手を上げるときは掛ける方向を変えるのだが、この回数はなるべく少なくしたい。
フラットグラインドなので当て板は鉄板を使う。面のたわむ木材の様なものは駄目だ。
そもそもペーパー自体が結構たわむ。自分の場合は研削の段階で面をしっかり出しておいて、研磨でのダレはある程度許容している。無論研磨でのダレは最小限に収める様にはしているが・・・
機械を使う様になってからは、裏面のリカッソに管理番号を入れている。
管理番号がない物は完全手作業で作ったものなので貴重かもしれないw
1500番のヘアライン仕上げにするつもりなので、1000番までで熱処理に出す。
RWL34だがマトリックスアイダでCRMO7の条件でやってもらう。その方が若干磨きやすいのと耐食性がよくなる。
続く~