2020年10月18日日曜日

フィールド&ストリーム

3.5incフィールド&ストリーム。
刃長約86㎜、全長191㎜。

ブレードはRWL34にヒルトはニッケルシルバー。

ハンドルはマルーンリネンマイカルタにレッドスペーサーを入れた。
これも3.5厚の鋼材を使っているが、削り抜いて実質2.7㎜厚のブレードにしている。


 これもシースはダブルステッチで。

薄く鋭い切先は釣りや鳥猟にいいと思う。
フィールド&ストリームは元々はケーパーをアレンジして、日本人の手に合わせて作った物なんだと思う。
案外四つ足の猟に使ってもいいのかもしれない。

3.5incドロップ

3.5incドロップ。
刃長約85㎜、全長約195㎜。

ブレードはRWL34、ヒルトはニッケルシルバー。

ハンドルはグリーンキャンバスマイカルタにレッドスペーサーを入れた。

3.5㎜厚の鋼材を使ったが、削り抜いてブレードは実質2.8㎜厚にしている。

シースはいつもの様にダブルステッチで。
ドロップってこのぐらいの大きさの方が使いやすくていい。
逆にこれ以上短くなるとドロップの特色が出しにくい。ドロップってデザインが難しい・・・



 

2020年10月17日土曜日

調整するべきか?

今日はうちは休みじゃなかったが、仕事の都合が付いたので猟のグループの射撃会に行ってきた。

オープンエアの射場で、雨が降っていて的紙がデロデロになって難儀した。それにえらく寒かった・・・

12番レミントンm870の平筒20inc銃身にレッドバードの狩猟用スラッグ。50mの膝撃ちで、狙ったところのやや左下に手のひらぐらいに集弾する。前回と同じ傾向だった。

勢子長の長老は「頭は狙うなよ~腹狙えば中るなw」との事・・・右から出てきた獲物ならちょうどよさそうだw


照門をもう少し右に動かすべきか悩む。

猟期までにもう一度射撃に行けるなら調整してみるか・・・


 あの暑い日が続いたのが嘘の様に寒くなってきた。

猟期もあともうちょっとで始まる・・・

2020年10月13日火曜日

研ぐ

 ステンレス鋼製のナイフって大抵の場合刃先だけ小さく研ぐ、いわゆる小刃研ぎって方法で刃が付いている。

ステンレス鋼は炭素鋼に比較して耐摩耗性や粘りがあるため、和式刃物の様な広い面を研ぐいわゆるベタ研ぎに適さないからってのがある。

小刃研ぎは研ぎ減らす量が少ないので刃付けしやすいのが利点だが、面が小さい故に鋭く滑らかに研ぎ上げるのは意外と難しいのかもしれない。

砥石を使って手で研ぐには、基本は角度を一定に保つってのがあるが人が手で研ぐ以上、微妙にぶれるのは仕方がない。むしろ小刃研ぎでも小刃の面は多少曲面になってもかまわない。

重要なのは刃先が砥石に当たる時に力を入れすぎない事。小刃研ぎは狭い面を研ぐので面圧が掛かりすぎてしまう傾向がある。

面圧が掛かりすぎると刃先が弾性変形するし、砥石自体も微妙に弾性変形する。これは刃先が砥石にめり込む様な状態になり、刃先は鋭くならずに丸まってしまう。いわゆる「丸っ刃」って言うのはこの様に出来るのだと思う。

小刃研ぎのみでなく炭素鋼の蛤刃をベタで研ぐときにも言えるが、刃先が砥石に接触するのを意識して力を抜いて軽く研ぐのが、鋭い刃先を形成するためのコツだ。刃先の形成は研ぎ減らして行く事にあるが、急ごうとするあまり力を掛けすぎてはいけない。


先端の切刃から刃体まで同じ角度で研ぐ様な鉋や鑿って、いまだに炭素鋼が主流なのは、やはりステンレス鋼から比べると研ぎやすいからなんだろう。

硬さが出しやすくそこそこの耐摩耗性ってのは炭素鋼に分がある。軟鉄に刃金を鍛接するのも、柔らかく減りやすい軟鉄は研ぎやすさにつながるってのもある。


ステンレス鋼のコンベックスの構造って自分は否定的に見ている。ステンレス鋼を広い面積をベタで研ぐのは辛い。

自分はほとんどフラットグラインドで作るが、なるべくブレードは薄作る様にしている。用途に合わせて剛性に問題ない程度に、なるべく薄く作るべきだと思っている。

研ぎ減った場合はステンレス鋼でも小刃はコンベックス状に研いでしまえばいい。薄いフラットなら、初めからコンベックスよりは研ぎやすい。

よくコンベックスグラインドは鋭い刃付けが出来るって言われるが、あれはベタで研ぐので面圧が掛かりすぎる事なく刃先を研ぐ事が出来るからってのがある。刃体が刃先のガイドにもなるので、鋭い刃先を形成しやすい。


自分の場合、刃付けは砥石で手で研ぐ。多くの人はそうやって研いでいるだろうから。

機械で研いで使ってるなんてのは、ナイフメーカーぐらいじゃなかろうか。

でも鋼種によっては機械で刃付けした方がいい場合もあると思う。S30Vの様な硬いバナジウムの炭化物がジャリジャリした鋼種は、刃先に炭化物が並ぶ様に機械で研ぐとえらく長切れする刃が付くのかもしれない。その辺の話は尾上先生の「刃物のはなし」に詳しい・・・


まあ研ぎ方なんて人それぞれだし、どの鋼種を選ぶかも使い方や好みの問題だ。

重要なのは自分にとっての用途に必要十分に使えるかどうか。

思った様に切れる事が切れ味がよいって事なんだと思う。



 

 

 

 

 

2020年9月29日火曜日

磁石にくっ付く?

ちょっと思いつきで実験をやってみる。

用意したのは温度計

熱電対のセンサーに鉄片が付けてある。鉄片にくっ付いてるのは磁石。

加熱してみて磁気変態点のキュリー点で磁石が吸着しなくなるってのを見てみたくなった。


プロパンバーナーで加熱する。
頑張って加熱してみたが、760℃までしかいかないな・・・
鉄のキューリー点は約770℃らしい。

磁気変態は漸進的に起こり、770℃で急激に変化するそうだ。

確かに加熱していくと徐々に磁石の吸着力が弱まり、760℃では僅かに吸着する程度になった。

もうちょっと加熱できれば吸着しなくなるんだろうか・・・

プロパンバーナーだとこのぐらいの温度になると均一な加熱が難しい。

今度は七輪でも使って炭火でやってみるかw


ところで磁気変態はオーステナイト相に変態するからではないそうだ。相変態の様な結晶構造の変化によるものではない。

それよりも根本的な原子内のエネルギーによるものらしい。磁性の原理を考えれば確かにそうだ。

ここで不思議なのは304の様なオーステナイト系ステンレスだ。これらは常温で常磁性(磁石に付かない)だ。

これもよくよく考えると、オーステナイト系ステンレスはオーステナイト相が過冷却によって常温でも保たれているのであって、この状態はエネルギーが高い状態にある訳だ。

オーステナイト系ステンレスは叩き潰したり折り曲げたりといった加工を施すと、マルテン化して磁石にくっ付く様(強磁性)になる。これはマルテン化する事で原子内のエネルギーが低い状態になるからなんだな。

鉄のキュリー温度は溶け込んでる炭素や合金元素によってほとんど変わる事はなく、約770℃で一定らしい。

やや炭素量の多い過共析鋼の焼入れ温度を判断するには、磁石を使うのは確かにいい方法なのかもしれない。


2020年9月22日火曜日

国道49号線

東北のナイフメーカーの集まりがあって山形に行ってきた。
その帰り道の途中、思い付きで国道49号線を太平洋側から日本海側に行ってみる事にした。
太平洋側に着いたのは昼頃だった。

昔務めていた会社は須賀川に工場があって、新入社員の頃研修でしばらくいた事があった。
その頃須賀川からいわきに行ったり、新潟の方へ49号線で遊びに行った事はあったが、端から端まではさすがに走った事はなかった。


須賀川の工場の先輩社員達は「正月の初日の出を太平洋側で見て、49号走って日本海側で夕日を見るんだw」と言っていた。
昔は道もよくなかったから一日掛かって走ったのかもしれない。
途中昔ながらの山道はあれど、今は道も大分よくなって走りやすい。

とはいえ日本海側に着いたのは、とっくに日が暮れてからだった。夕日が見れなかったのは残念・・・
250㎞ぐらいの道のりで、大体5時間ちょっとで太平洋側から日本海側に行ける様だ。
今なら磐越自動車道を使えば3時間ぐらいで行けるか。
でも景色を眺めながら下道をぷらぷら行くのが楽しいw

何やってんだ?
 

2020年9月12日土曜日

とりあえず一本

シース出来て刃付けして、とりあえず一本完成。

2.5incセミスキナー。

ブレードは亡くなった武生の浅井さんが打ったR2で刃厚は約2.5㎜。


ハンドルは和鹿の白骨化した角を漿鉄で染めてみた。いい感じに染まったが、ちょっと黒すぎるか?・・・

ピンはいつもなら削り飛ばすが、なんとなくリベット風にかしめてみた。たまにはこんなのもいいかw




ちょっと残念だったのは、ハンドルの合わせ目に接着層が目立ってしまった・・・

鹿角でコンシールドタングの構造には、なかなか厄介だ。湿気の多い夏にはやるもんじゃないな。

若干心金が寄っていたので、表裏で模様の雰囲気が違う。

模様の出方見て調整すればいいのだが、そうすると形状に違いが出てしまい、また雰囲気が違う原因になる。この辺は難しいところだ・・・



 なんとなくダブルステッチにしてみたが、無用にごつくなって何だかな・・・

小さ目のモデルなので、シングルステッチで細身に作って、軽快さを出した方がよかったかもしれない。

実用ではこれぐらいの大きさが、色々使えて重宝する。狩猟だけでなく日常で適当に使うのにいいと思う。