2024年1月1日月曜日

小さいナイフ

刃付けは必ず砥石を使って手で研いでいる。
超絶な刃付けはできないが、必要十分に切れるとは思う。
機械での刃付けだと砥石で研ごうと思うと、案外研ぎにくくなってる場合がある。
手で研げる様に作るべきだと思っている。

小ナイフと小スキナーが出来た。

ブレードは10C28Mo2の2.5㎜厚。2500番のヘアライン仕上げになっている。

ニッケルシルバーのヒルトにソングホールパイプは真鍮を使っている。

ハンドルはブラックキャンバスマイカルタで、変則ナロータング構造になっている。

今回は変則ナロータングのフルタング部を極力短くしてみようと試したのだが、この小ナイフは短すぎてハンドル接着時に僅かに傾いてしまい、マークサイド側のヒルトとハンドルに接着層が目立ってしまった。
敗因はヒルトを切り出した時に予定より長めになったのを、ややワイドヒルトにするのもよかろうと思いそのまま使ったのがいけなかった。フルタング部が短くなりすぎたのが原因だ。
この小ナイフはみっともないので、自分で使う事にしたw

いつもはシングルステッチだが、今回はダブルにしてみた。
自分用にするためにベルトループは弾帯に付けられる様に、通常より10㎜程長くした。

二本目は小スキナー。小セミスキナ―と言うよりは小スキナーの方がいいな。
小ナイフよりやや大きめで、ブレード長は70㎜程度。



仕様は小ナイフと全く同じ。
ハンドル形状もよく似てはいるが、スキナー用に僅かに変えてある。

本州での鹿猪の四つ足猟では、案外この程度の大きさで解体は十分に出来る。
足場の悪い現場での解体だと、大きなナイフより小さい方がやりやすい。

ダブルステッチにしてみたが、それほど嵩張らずにできた。


 元になったのは自分で使ってるセミスキナ―だった。このナイフは気に入っていて、シースの製作では重宝している。

狩猟だけでなく、日常のちょっとした事に使うのもいいと思う。
小さいナイフはそういった楽しみ方ができて面白いw

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